高配当たばこ銘柄であるアルトリア・グループから配当金が入金されました。
今となっては私のポートフォリオで唯一の高配当銘柄となっており、昨年ベースの取得配当・分配金合計のおよそ23%がアルトリア・グループがもたらした所得でした。
こうして確認をしてみると、高配当銘柄の配当金というのはバカにならない金額と言えますね。その為にキャピタルゲインを得る権利を大幅にスポイルするのは本末転倒な気がするので、トータルリターン重視の方が個人的には好みです。
インデックス投資中心の現在の方針を変える気は毛頭ありませんが、サテライト運用として一部を高配当銘柄(またはETF)に任せるというはアリかもね。
高配当にしろレバレッジにしろ資産の一部で運用するだけに留めておけば最悪軽い火傷ぐらいで済みます。少なくとも全焼することは無いでしょう。
私の場合はVTI・QQQ・VIGで投資資産の70~80%あればOKとしているので、残りは趣味だと思えば気楽なものですよ。
執筆時点で72%程度あるので、しばらくはETFだけを買う形となりますね。
さて、話がだいぶ逸れたけど表題の通り配当金についてです。
アルトリア・グループの配当金
前回と同様、1株あたり0.9ドルの支払いとなっています。
取得株価で計算をすると配当率5.98%ということで、さすが高配当銘柄と言ったところでしょうか。最安値付近の40ドルあたりで買っている人は9%ぐらいなのでやべぇ数字になっているね。普通にたこ足分配を疑うレベルだな。
さて、153ドルの配当金額に対して109.98ドルを受領。
塵も積もれば何とやらで、今回で通算15回目の配当金となり、累計1528.08ドルを受け取っていることになる。
投資金額が10,234ドルなので、14.93%の回収率だね。
含み損益と配当金を合算すると、微マイナス状態ということが分かる。
55ドルぐらいまで騰がれば損切りしても良さげな水準なので、2022年のバリュー株好調の波に乗って是非とも現実にそうなって欲しいところだな。
不人気なタバコ銘柄だから早めに手放すことは英断と成り得るかもしれないけれど、細々とキャッシュを産み出すことだけに期待をした場合はそこまで悪手では無いような気がしています。
今後、毎年増配が3%の場合81回目の配当金受取で100%に到達します。
約20年です。まぁ気の長いお話だね。
この位の年数なら普通に放置できるから許容範囲内でしょうか。
もう少し増配率が高く継続されたのならば、回収期間が短縮されますね。
ちなみに4年間の保有で28.5%の増配をし、年間増配平均が7%を超えています。
これらを踏まえると、ひょっとしたら15年ぐらいで自由の身になる可能性はある。
不安要素は減配リスク。
何だかんだでアルトリア・グループは上手く調整をしそうな気がしますが。
たばこ以外に営業の柱を作るような事業展開に期待をしておこう。
さいごに
アルトリア・グループを60ドルで買っている手前、株価が50ドル以下になってしまった時は大失敗をしたな~と思っていました。
何時売ろうかと考えてばかりでしたが、現在は少し心境が変わりました。
とりあえず保有をしておこうかと。
投資経験が浅いので考えが至りませんでしたが、セクターのトレンドって結構移り変わりを繰り返すものなのですね。
最近はエネルギーセクターが顕著で、今まで見向きもされなかった銘柄が注目を集めて評価されているのを見掛けることが増えました。
長期投資の場合、全方位に満遍なくという方針がマストであるような気さえします。
昨年まではVTI&QQQだけで良いやと思っていたけど、VIGを追加してバリュー&増配銘柄にも目を向けたのが今年です。
個別株でもマコーミックは一般消費財&食品、ビザはハイテク&金融、そしてアルトリア・グループは生活必需品&たばこ、これらは業種が重なることがないのでまぁ良いかと納得をしている現在。
セクターで言うとアルトリア・グループも一般消費財ですが、これは趣向品ということで生活必需品として扱っています。
よって、アルトリア・グループも長期保有プロジェクトの一員ということです。
アルトリア・グループを売ってマイクロソフトかアップルあたりにスイッチをした方がより良い未来が待っている、のかもしれませんが株価リターンばかりに目を向けるのは控えて、配当金に強みがある銘柄を一部抑えておくことも重要だと考えます。
ポートフォリオはバランスよく配分するべきで、私の場合はもう少し高配当銘柄にも気を配らないといけませんね。
VTIが不調時でもVIGに頑張ってもらうから問題ない、と言えるぐらいにはなりたいものです。個別株は増やしたくないのでVIGとQQQをバランスよく配分するのが、今後の目標としておきましょうか。