もうそろそろ年末に差し掛かりますね。
毎年恒例ですが、この時期になると来年のNISA口座で買うものを考えなくてはいけないのですが・・・どうしようかな?
近年は下記の通りで、VTIかQQQを買っている状況ですね。
- 2018年 VTI、VYM
- 2019年 VTI
- 2020年 VTI、QQQ
- 2021年 QQQ
大まかにはこんな感じになっているようだな。
順番的にはVTIが良さそうですが、2018年のVYMを2022年中に売却することを考えるとスイッチ先としてVTIが最有力だから少し迷うな。
特定口座は出来る限りVTIで染めたいと考えているので。
今年みたいに年初一括にするのか、毎月積立にするのか、どうするべきか?
NISA口座で購入したいもの
基本路線はVTIかQQQで問題ない。
ただNISA口座という非課税口座の強みを最大限に生かそうと考えると、王道ETFよりも投機的ETFの方がその恩恵がデカイというは事実。
より多くの利益を得たい場合、NISA口座で投機を行うことは理にかなった行動と言えるだろうな。
特定口座では市場平均などのインデックス投資をすればより盤石となる。
現行NISAが2023年までだから、投機が出来るチャンスはあと2年のみです。
2024年以降の新しいNISA口座では投機運用が出来ないようですので、おのずとレバレッジETFをNISA口座で買うことが出来る機会が限られている、ということです。
レバレッジ投資信託や上場廃止なるかもしれない株(監理銘柄・整理銘柄)への投資が出来ない、という情報を散見するに投機は実質不可という扱いになるのだろうね。
※監理銘柄とは、上場銘柄が上場廃止基準に該当する可能性がある場合に証券取引所によって指定される銘柄のこと
※整理銘柄とは、証券取引所が定めている上場廃止基準に該当し、上場廃止が決定された銘柄のこと
私がNISA口座で投機をするとしたら、以下が候補に挙がる。
- SOXL
- TECL
- SPXL
- iFreeレバレッジNASDAQ100
- 楽天レバレッジNASDAQ-100
どれを採用してもVTI・QQQよりもリターンを稼いでくれるので、自身の許容リスクに合わせて選択をすると良いでしょう。
個人的には米国ETFの方が好きなので、SOXL・TECL・SPXLのいずれかを選択することになりそうかな。
米国ETFの方が3倍レバレッジで、投資信託の方は2倍レバレッジとなります。
投資信託は円で買えるのが大きなメリットですね。
積立設定を1度しておけば、あとは放置でOK。
とりあえず、ここ最近のリターンを確認するとしよう。
期間はiFreeレバレッジNASDAQ100に合わせる形とし、2018年10月19日~2021年10月18日までの3年間とする。
なお、楽天レバレッジNASDAQ-100については今年の11月17日から運用開始をしているので割愛します。
ほとんどiFreeと一緒、だと思われるので。
SOXL
フィラデルフィア半導体(SOX)指数の3倍の値動きを目指す。
半導体に賭けるならコレ。
- 2018年10月19日 7.28ドル
- 2021年10月18日 42.90ドル
3年間のリターンは489.28%となります。
TECL
テクノロジー・セレクト・セクター指数の3倍の値動きを目指す。
情報技術セクターに賭けるならコレ。
- 2018年10月19日 13.15ドル
- 2021年10月18日 65.66ドル
3年間のリターンは399.31%となります。
SPXL
S&P500指数の3倍の値動きを目指す。
S&P500を信じているのならコレ。
- 2018年10月19日 46.20ドル
- 2021年10月18日 120.53ドル
3年間のリターンは160.89%となります。
iFreeレバレッジNASDAQ100
基準価額の値動きがNASDAQ100指数の2倍程度の値動きを目指す。
QQQ大好きならコレ。
- 2018年10月19日 10,001円
- 2021年10月18日 36,068円
3年間のリターンは260.64%となります。
おまけ
米国ETFのみでのチャート図です。
VTIがほぼ米国株式市場平均と言って差し支えない思うので、これを基準に考えるとレバレッジETFのリターンがやべぇことが良く分かるね。
ただQQQに対してSPXLの強さを感じることが出来ないのは微妙な点か?
選択肢はSOXLかTECLになりそうだ。
コロナショックでの急落っぷりが無視できないのであれば、iFreeもアリだな。
少なくともSPXLよりはリスクが低くてリターンが高いことが分かったからね。
レバレッジ2倍はリスクリターン率を考えると、割と絶妙な配分じゃないか?と思わなくもありませんので、選択肢に挙げても良いのかもしれない。
まとめ
最大限の利益を得たいのであれば、レバレッジETF・投資信託で投機をするのは悪くない選択肢だと思います。
特に投資信託の方はクレジットカード積立でお得になるサービスを享受出来ますので、試しにやってみるのも良いでしょう。
ただレバレッジ商品を採用する場合、NISAで取引をする必要あるのか?という疑問が多少なりともありますね。
急落時に買ってこそ真価を発揮すると思っているので。
平時に積立をした結果、「暴落に巻き込まれました」とかとても悲しくなるよ。
市場平均が20%下落した際には、おおよそ60%ぐらい急落しているはずなので半額セールをしている時に買う方が良いに決まっているから。
そんな急落がホイホイ起こらないよ、という意見も確かにあるでしょう。
右肩上がりがずっと続くと信じられるならOK。
どこかで急落する確率の方が高いと感じるなら、ある程度の下げ幅がある日までウオッチ状態でいれば良いだけの話。
NISA口座ではなく特定口座だと税金が取られるの嫌だ、という考えには賛同出来ますが果たして実質利益でもお得になるのか?という点に関しては分かりませんね。
上図のチャートにて急落時の様子が確認できますが、NISA口座で年初に120万円を買っていて、急落時にも同様に120万円を買っており、最安値ではないにしろ50%OFFで買えていたとします。
その後株価が騰がり、NISA口座が2倍の利益となっていると特定口座では4倍の利益となっている計算となりますね。
30%OFFで買えた場合でも、3倍弱(2.86倍)の利益となるので、NISA口座が非課税とは言え実質利益で考えるとそこまでお得感はありません。
- NISA口座 120万円 → 240万円 利益120万円
- 特定口座 120万円 → 343.2万円 利益178.56万円 税金44.64万円
30%OFFで買えた場合でもこの差になる。(税金は20%としている)
株価高騰倍率が高くなるほど、その差が確実に出る。
税金が多くなるデメリットはあるが確実に利益が積み上がる状態となるね。
よって、右肩上がりを続けると仮定すると積立でコツコツ買う方が良い、ということになる反面、いずれ50%程度の急落が来ると考えているのなら30%OFF以上の割引中にレバレッジETF・投資信託を一括購入をする方が良いという話になります。
考え方次第とは言え、レバレッジ商品に手を出す際は割安状態の時限定とした方がストレスのない投資生活を送れそうな気がします。
最後に
NISA口座でレバレッジ商品を採用しようと考えた時に、タイミング投資をするのは結構難しいので、これだ!という手法がありません。
今はタイミングじゃない、との言い訳によって半年ぐらい何もしない状態が続くことだってあり得るし、その年が右肩上がりで順調そのものであったのならば後の祭り状態に陥ることだってある。
結局のところ、下がるまで待つのが無難かな~、という結論になりますね。
そもそも私の場合は来年分(2022年)しかレバレッジ投機のチャンスが無い、というのが現実問題としてあります。
冒頭にも書きましたが、NISA口座の保有状況が以下の通り。
- 2018年 VTI → 98万円
- 2019年 VTI → 168万円
- 2020年 VTI、QQQ → 192万円
- 2021年 QQQ → 161万円
2018年分のロールオーバーは2023年なので、2026年までNISA枠が既に予約済みとなっている状態であり、買い付け余力などありません。
新NISAを体験できるのは2027年と2028年だけになりますね。
フリーなのは来年だけなので迷い中。
ロールオーバーに強みを感じているのであれば、来年もVTIかQQQあたりを買うべきなのだろう。コツコツ派は投機に向いていない可能性あるな。
結局、NISA口座はVTIかQQQを選択しそうです。
S&P500指数が年間で20%以上騰がっている状態で投機を考えるべきでは無いから、レバレッジETFへの投資については保留としておこう。
あとはZoomとかドキュサインなど絶賛下落中のグロース株に賭ける、とかだな。
私が選択している時点で失敗する香りが強そうだけど。
無難に米国株最強3銘柄たるアマゾン、マイクロソフト、アップルへ均等投資する方が良いまである。
個別株よりはETF派なので、QQQで良いという話に纏まりそうです。