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【2021年】楽天VTIの運用報告書を確認する

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楽天VTIの運用報告書を確認したいと思う。

USA360とは違い、こちらは投資信託であれば最有力の投資先として考えています。

現在はNISA口座で少額しか買っていませんが、いずれメイン投資先にするかもしれません。

従って、よく確認をする必要がありますね。

「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」という強力なライバルとなり得るファンドの存在があるので、楽天さんの運用状況がとても気になる所です。

 

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去年と比較すると少し楽天VTIの数量が減っています。

2017年のNISAがその役目を終えた為ですね。

投資信託で買った分に関してはロールオーバーをするつもりが無いので、期限が来たら売る予定としています。

 

 

楽天VTIの運用報告書

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純資産総額が3,133億円となっています。

前回の報告書と比較すると、3倍近く増加している計算ですね。

コロナ禍で買うもの無かったので、「とりあえず投資をするか」という考えの人が多かったのでしょうか?

またはyoutubeを見る機会が多かったから、投資系ユーチューバーの布教活動に引っ掛かった可能性もあるか。

どのような背景にせよ投資人口が増加すること自体は歓迎するべきことだね。

イコール純資産総額が確実に増加する、ということだから。

この域に達した以上、早期償還リスクは限りなくゼロに近くなったことでしょう。

 

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リアルタイムだと、4,342億円になっている模様。

さらに+1,000億円上乗せされていますね。

これは純粋にバンガード社が素晴らしいと言わざるを得ない。

楽天VTIはコストが最安値ではありませんし、競合になるであろうS&P500投信に対して後塵を拝している状況であると言えます。

それでも楽天VTIの純資産総額が増加し続けるのは、バンガード社の看板ETFであるVTIの存在が大きい、ということなのでしょう。

VTIを買う低コストの投資信託、という唯一性がありましたからね。

現在は、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドが登場しているので、現在の勢いが今後も継続するかどうかは不透明ですが、最早そんな些末なことを気にする必要がないぐらいに純資産総額を積み上げているので、将来は明るいと思います。

 

基準価額等の推移

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2020年7月15日から2021年7月15日までのチャート図になります。

1年間で44.4%増加していることが分かる。

綺麗な右肩上がり。これを30年ぐらい繰り返してくれると嬉しいな。

分配金を自動で再投資をしてくれる点はETFにない投資信託の強みだね。

 

コストの明細

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前回の運用報告書と比較すると、信託報酬・売買委託手数料・その他費用の全ての項目でコスト減が実現されていました。

これは楽天投信さんの運用努力と言えるでしょう。

4年目にして年間コスト10%カットは大変素晴らしいです。

トータルコストは、0.157 + 0.03 = 0.187(税込)となりそう。

※0.03はVTIの年間運用管理コストです。

年間の実質コストが0.2%を下回っているので、十分低コスト投信だね。

 

5年間の推移

5年経っていないので、少し中途半端なチャート図になっています。

 

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コロナショックの急落っぷりがやべぇな。

それまで積み上げて来たものを無に帰すが如く、基準価額が一時10,000円を割っていますね。

当時は別にどうとも思っていなかったけど、改めて見ると急落って怖い。

結果論だけど、この急落に合わせて積立を始めた人が大正解だったわけだな。

急落時に純資産総額が明らかな目減りをしていないことから察するに、ほとんどの人達は無心で積立投資を続行していたのだろうね。

まぁ積立設定をしていれば自動で買うから何も考えていなかっただけかもしれないけど。

 

ファンドとベンチマークとの差異

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ベンチマークに対して0.5%ほどアンダーパフォームしいてたようですね。

ファンドオブファンズ方式の投資信託はベンチマークに差異が出るのが常になっているような気がする。ベンチマークに差異が無いファミリーファンド方式の方がパフォーマンスは良いのでその点は羨ましいよ。

 

まとめ

運用報告書の確認をしましたが、特に問題視するべき項目は無かったです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やSBI・V・S&P500など、更に低コストのインデックスファンドと比較をするとコスト面で不利ですが、S&P500ではなく全米株式市場平均の方に投資をしたい層にとっては楽天VTIの方がよりベターな選択となります。

個人的にVOOよりもVTIの方を好んでいるので、仮に国内投資信託をメイン投資先とした際には楽天VTIが最有力となり得ますね。

ベンチマークと明らかな差異が発生し続けるようになればスイッチを検討するかもしれませんが、許容範囲内であればそう神経質に考える必要は無いかと思います。

 

さいごに

運用報告書の内容を見たり、過去1年のチャートを確認をしてみると投資信託が非常に優秀だと分かるし、「もうこれで良いか」という気持ちになります。

日本円で買えるし、月に5万円分キッチリ使い切っての積立や分配金再投資の自動化だって付いて来るので、投資家にとってメリットの多い投資商品と言えますね。

ETFだと株価が変動するので月の投資金を全て使い切るのは難しいし、分配金も自身の裁量で買い付ける必要がある。

気軽に投資が出来る点では投資信託一択でしょうね。

また、SBI証券だと投資信託定期売却サービスがあるので、投資信託で積み上げた資金を毎月一定額だけ売却することが出来ます。

ほとんどの人にとって利用する機会がまだ無いサービスですが、投資信託を積み上げた後の出口戦略としては非常にマッチしているように思えます。

米国ETFから投資信託にスイッチをしようかな~という考えがない訳ではありませんが、結局のところ米国ETFを選択することになってしまう。

運用会社を考えるとね・・・。

「楽天とか三菱UFJに30年以上寄り添う覚悟ある?」とか問われると、申し訳ないけど肯定的な考えには至りません。

eMAXISシリーズを買っていた人を切り捨てて、自分たちの都合でeMAXIS Slimシリーズに切り替えたことを私はきちんと覚えています。

私は買っていなかったので他人事でしたが当事者からしたら堪ったものではありません。

それからは三菱UFJだけは避けるようにしています。

米国株式の投資信託を取り扱っていて、コスト安を実現できているのは三菱UFJと楽天、SBIの3社だけの状況である現在において、実質的な選択肢は運用経験の浅い楽天とSBIのみです。

それだったらバンガード社を選択する、という結論に至るわけです。

買い付け手数料無料だし、コスト面でも優秀。

VTIを日本円で買えるのは楽天とSBIのみなので、その点は素晴らしいと思います。

将来的にNISA口座が積立NISAのみの対応となれば、自然と投資信託を買うことになりますので、その内どちらかの投資信託を重用することになるでしょう。

どちらの投資信託もウオッチして行きたいと思います。