ほどよく働いて、セミリタイア生活を実践する

40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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マコーミックの2021年Q2四半期決算を確認するよ

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前回の四半期決算をサボったので、今回はきちんと見たいと思う。

スルーをしたところで何も影響はありませんでしたので、別に確認をしてもしなくても良いような気がしている。(気持ちの問題ですね)

マコーミックはスパイスというニッチな業界での最大手となりますので、アマゾンやマイクロソフトなどの分かりやすいグロース株のような成長力を見せつけるような銘柄ではありませんが、地道にコツコツと株価を伸ばしていく会社だと思います。

まぁ、つまり・・・適当にほっといても良くね?ぐらいの気持ちで保有すればOK、ということです。

 

2020年第4四半期決算を見る

とりあえず半年ぐらい経っているので株価変動を確認しておこう。

 

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良く分かる右肩下がりだね。

個別株で保有する意味ある?と言われてもおかしくないぐらいの不調っぷりです。

配当金も微々たるものだしね。

ちなみに執筆時点の株価に対しての年間配当率は約1.5%ですね。

今、リーマンショック級の急落が来て株価が半値になれば、配当金大好きマンたちが喜んで買ってくれるかもね

 

純売上高とEPSをチェック

四半期決算としてはスタンダードな数字チェックをして行く。

売上とEPSは分かりやすい指標だからね。

 

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大事な項目はだいたい以下の通りです。

 

  • Net sales : 純売上高
  • Gross profit : 粗利益
  • Operating income : 営業利益
  • Net income : 純利益
  • Earnings per share(EPS) : 1株当たりの純利益

 

英語ばかりでよく分からなくても、何となく理解出来ればOKよ。

 

純売上高

2021年5月末時点が「$1,556.7」、2020年5月末が「$1,401.1」となっていますね。

予想が「$1,470」だったので、8,600万ドルほど予想を上回っています。

予想を大きく上回っていることが分かる。

前年ベースだと、およそ 11.1%増 となるので、数字の上では伸びているということになるでしょう。

コロナの影響を考えると数字だけで判断して良いものか、非常に迷いますが。

 

 

1株あたりの利益(EPS)

2021年5月末時点が「0.69ドル」、2021年5月末が「0.74ドル」です。

予想が「0.62ドル」だったので、+0.07ドルの結果です。

EPSも予想よりも良い数字です。

前年比に目を向けると、6.8%減となります。

市場の予想がコロナの影響を前提に見積をしていることを考えると、単純に予想を上回ったからOK、とはならないのでしょうね。

 

消費者セグメントとフレーバーソリューションセグメント

コロナの影響で、巣ごもり需要があったり、レストラン・居酒屋などの外食産業の営業制限があった中でどのような売上状況だったのかを見て行く。

 

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消費者セグメントにおいては、アジア/パシフィックだけがプラスで、それ以外は前年比マイナスという状態であることが分かる。

特にアメリカ国内の売上マイナスが痛いですね。地域別で見ると全体の70%ぐらいを占めているので、アジアやヨーロッパが好調でもアメリカが不調なら結局マイナスになることは明白です。

消費者セグメントのトータルは前年比-4.7%という結果でした。

 

フレーバーソリューションセグメントにおいては軒並みプラスの結果なので、脱コロナの影響が出たことが良く分かる数字ですね。

米国経済活動再開に伴い外食産業が活発なった影響とも言えます。

フレーバーソリューションセグメントのトータルは前年比+34.6%という結果でした。

総トータルの純売上高として前年比+7.6%ということですね。

 

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営業利益に関しては、消費者セグメントが-25.7%に対して、フレーバーソリューションセグメントが+175%という結果となっているので、その差が非常に顕著です。

去年の外食産業がどれほどどん底状態だったのか良く分かる前年比の数字です。

経営者からすると、胃の痛い1年だったことでしょうね。

 

セグメントの売上比率を確認

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これはセグメント別の売上高比率の図ですが、見て分かる通り消費者セグメントの割合が大きいですね。全体の6割強ぐらい?

今回は比率の高い消費者セグメントの売上高が芳しくなかった為、いくらフレーバーソリューションセグメントが好調だとしても合算した結果マイナスになった、ということです。

 

さいごに

適当に数字を追ってみましたが、相変わらずよく分かっていません。

確認をして、売上やらEPSだけで株価の適正値が分かるなら苦労はありません。

前回の四半期決算より良かったな、とか前年比は上回ったとか、結構アバウトな感覚でしか見れませんからね。

株価が上がってもそれが妥当なのか分からないですし、市場がそう動くならそれが適切な株価なのだろう、と思うのみです。

執筆時点のPERが31倍を超えている時点で割高株と言えるので、もっと株価が下がるのが正しいと思ったりもしていますね。

マコーミックのようなゆったりと株価が変動する銘柄に関しては四半期決算の結果にそこまでこだわる必要はないと思います。

3~5年ぐらいで明らかに右肩下がりの売上高、純利益、EPSを結果として出すようになれば成長の余地なし、ということで売却をすれば良いだけの話です。

 

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この右肩あがりを今後数十年に渡り続けて欲しいと願いつつ保有を継続したいと思います。

途中で大きな谷に出くわすこともありますが、余裕で放置できる会社だと個人的には考えているので、未来の高配当&成長銘柄として付き合って行きます。