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40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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iFree レバレッジ NASDAQ100について考えてみる

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現在QQQに投資をしており、Myポートフォリオの10%ぐらいはNASDAQ100インデックスに頑張ってもらうつもりで現在保有をしています。

そこで気になるのがTQQQの存在です。

これはレバレッジETFになります。

有名どころだと、S&P500に対する3倍レバレッジETFであるSPXLあたりでしょうか?

残念なことに、国内証券会社ではTQQQを取り扱っていません。

ここでタイトルに表示されている投資信託にスポットを当てるわけです。

そう「iFree レバレッジ NASDAQ100」です

ETFで探していたので盲点でした。

投資信託でチャレンジャーな試みをする運用会社がよくあったものです。

低コスト競争を捨ててニッチ戦略に乗り出しているのでしょうか?

私としてはありがたいことですが、償還上等で運用されるのは困ります。そのあたりをきちんとされているのか非常に気になりますね。

さて、ファンドの中身を確認をして行きましょうか。

 

 

iFree レバレッジ NASDAQ100

まずは何と言っても純資産総額の確認でしょう。

少なくとも100億円に到達していないとお話になりません。

早期償還になる未来がチラつくので是非とも回避をしたいですね。

 

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これはすごく意外でした。

レバレッジ商品で400億円超えとはね。

めちゃくちゃ買われていませんか?

私が今年のNISA枠を犠牲にして投機をしているUSA360なんてこんなのだぞ。

 

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しょぼいな。こいつ全然伸びないですね。

1年のハンデがあるとは言え、この純資産総額の差はナシでしょう。

レバレッジ商品としての人気の差が伺えるな。

純資産総額が400億円超えなら文句ありません。投資に値する基盤が整っているし、コロナの洗礼を受けていることから、下落時の償還リスクに対してもある程度抑えられているのではないでしょうか?

 

目論見書を見る

まずは目論見書を見てざっと全体像を確認します。

コストに関しては運用報告書を見た方が良いだろう。外面のコストよりも実質コストの方が大事だし重要だと思うしな。

 

ファンドの目的

この部分の表記は分かりやすいものになっているね。

 

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NASDAQ100指数の2倍レバレッジだということだな。

ETFは3倍がデフォルトだけど、本ファンドでは2倍なのでTQQQに比べるとパフォーマンスのインパクトが出ない可能性が大いにある。

それでも2倍の恩恵は大きいはずだ。

メイン投資に据えるのはどうかと思いますが、ポートフォリオの一部としての採用ならアリ寄りかなぁ~と考えます。

投資先であるNASDAQ100指数について記載がありました。

 

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NASDAQ総合指数と混同されないように書いてありますね。

総合指数だと3000銘柄以上ありますから。

ニュースなどで「本日の株式市場情報」として伝えているのは総合指数の方です。

 

運用実績

ちょっと気になる情報が目に留まり、思わず2度見しましたよ。

 

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設定日から2020年4月30日までのチャート情報です。

純資産総額を見て、「これ・・・記載間違いか?」とまず思いました。

執筆時点と比べて1桁違いますし。

コロナ第1波ごろだと、50億円以下の弱小ファンドだったとは衝撃ですわ。

チャート上だと20億円ぐらいまで一時落ち込んでいたことが分かりますので、よく償還しなかったなぁ~と。運用会社が有能かもしれないね。

ちょっと大和アセットさんの株が上がったよ。

この半年間で純資産総額が9倍に跳ね上がっていることから、短期間で集中的に買われまくったことが分かる。

これは意外でした。コツコツ積み上げた純資産総額かと思いきや、コロナ禍が追い風になっていた結果とはね。ナスダック強し、ですね。

 

コストの確認

運用報告書から確認をする。

 

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「消費税を含む」と記載されているので、年間コストは1.035%となりますね。

楽天VTIのようにファンドオブファンズ方式の運用ではなく、ファミリーファンド方式での運用がされているようですので、他に掛かる手数料は無く、上記の数字が実質コストとなるでしょうね。

ちなみにファンドオブファンズ方式は、単一または複数の投資信託(ETF)に投資をする方式を指します。投資信託に投資をする投資信託ですね。

ファミリーファンド方式はベビーファンド(本ファンド)がマザーファンドに投資をする仕組みを指します。ベビーファンドを通して投資を行い、より大きい母体であるマザーファンドで実質的な運用をする、というような認識をしています。

一般的にはファミリーファンド方式の方が運用効率が高いとされていますね。

 

ファンドの組入資産

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メイン投資先であるNASDAQ100は先物、わずかな米国債券は現物で保有しているってことかな。

コロナの影響期間を含んでいないので、次回の報告書ではポートフォリオ内容に変更があったのか気になるところですね。

 

まとめ

雰囲気で確認をしてみたけど、概ね理解できた。

2倍レバレッジにしては高コストの部類に入るのではないでしょうか?

米国ETFであるSPXL、TECLあたりは年間コスト0.95%で3倍レバレッジを実現していることを考えれば、リターンに対するコストが少々重いかと。

しかし、投資信託という気軽に投資ができる点は評価できます。

積立設定も楽ちんですし、円で買えるので良い面もあるよ。

ナスダックだけに投資をする本ファンドを許容出来るかは個人の主観によるものなので何とも言えませんが、IT関連・情報技術セクターに未来を感じるならポートフォリオの一部で運用をする、という選択肢はアリだと思います。

そもそもレバレッジ商品ですからね、メイン投資先には不向きです。

長期投資をする予定なら現物で保有することが望ましいね。

レバレッジ商品は下落時に激弱な面があるので、暴落にはやべぇ下げっぷりを見せるよ。今回のコロナ問題でSPXLとTECLは一時、3分の1以下まで株価が落ち込んでいた記憶があります。やっぱ3倍レバレッジは怖いね。

現在でもSPXLは下落前の株価を取り戻していませんので、損切りした人も多いのではないでしょうか?

ちなみにSPXLの投資先であるS&P500指数は最高値更新中です。

レバレッジ商品は上方向には強いけど、下方向には滅法弱いことが、この1年でよく分かったよ。コロナの教訓を忘れてはならない。

もし投資をするなら小額から始めることを強くおすすめしておく。

一括投資は敗者になりかねない諸刃の剣になる可能性を大いに秘めていることをお忘れなく。

 

さいごに

来年のNISAどうしようかな~と考えていたところ、非課税口座のメリットを享受できるであろうレバレッジ商品に目を付けました。

QQQを持っているし、TQQQ(QQQの3倍レバレッジETF)を保有してみてみたら、比較ができるかもな~とか気軽に考えていましたが、冒頭でも言及しておりますように国内証券会社では取り扱いをしておらず。

そこで本ファンドの存在です。

2倍だけどレバレッジなので条件を満たします。

調べてみたら、まぁ悪くないですね。レバレッジ商品なので純資産総額が貧弱だと思っていましたが、私の予想を良い意味で裏切りました。

100億円ぐらいあれば、すぐに償還されることは無いだろうと考えていたのに、2年ぐらいで400億円オーバーの資金を搔き集めていたわけだ。

正確には半年ぐらいだけど。4月末時点で50億円ぐらいだったのが、現在では400億円なわけだから、短期間で集中投資されたことが良く分かるな。

保有者は主に日本人だと思いますが、皆さん強欲心を隠す気が無いですね。

とりあえず来年のNISA候補として考えようと思います。

あと気になるのは、米国株式市場に新規上場した銘柄を買うこと、ですね。

10倍株って新規上場をしてから数年で達成していることが多いらしく、あれ?これってNISAで買うのにふさわしくないですか?とそのコラムを読んだ時に素直に感じたよ。

こちらも候補に入れておこうと思う。

去年の新規上場銘柄だとZM(ズーム)があるけど、これはもう上がりまくっているから除外した方が良いだろうな。今後も伸びそうだけど、アプリ側の致命的なセキュリティリスクが出ればゴミ株に変わりそうなのが怖い。

PERが276倍の株とか最高値で買うことになる可能性が大いにあるな。

投資あるあるだけど、自分が買ったら下落する未来が見えなくもないし。

今年最後の課題としておきますね。