先月、10月28日にビザの決算がありました。
個人的には悪くない結果発表だと思いましたが、少し時期が悪かったかな。
コロナ問題が再燃化している最近なので、市場の反応はイマイチでしたね。それよりもコロナを起因とする株式市場全体の元気のなさが気になるところです。
先月は200ドルぐらいの株価でしたがズルズルと下がり、執筆段階では180ドル付近でウロウロしています。-10%に当たる時価総額の消失の責任はビザにはありません。
現在も利益を出し続けてくれていることに感謝しつつ、決算発表の内容を確認して行こうと思います。
ビザの2020年第4四半期決算を見る
ゆるやかですが、ビザカードでの支払いが戻りつつあるような印象です。
売上高、EPSともにコンセンサスをクリアしているので、このご時世の中よく頑張ったなと素直に思いました。
売上関連のデータを雰囲気で確認する
「Seeking Alpha」の情報から予想と結果の確認をする。
純売上高は$5,030Mドル、EPSは$1.10ドルが予想となっていたよ。
前年比も一緒に載せているのが良いですね。ただし、マイナスが目立つけど。
純売上高
データだと純売上高が「$5,101」となっているのでプラスの結果です。
予想を7,100万ドルほど上回っていることになる。
一方、前年比はというと17%減になっているので、これは悪い数字だと思います。ただ、コロナ禍の影響という条件を考えれば、許容すべき結果かと。
1株あたりの利益(EPS)
データだとEPSは「$1.12」となっています。
こちらもプラスの結果(+0.02ドル)が出ていますね。
前年比は23%減です。こちらも同様にマイナスだね。
支払い量の結果
支払い量の結果が順調に回復をしているようだ。
数字の羅列よりは、こういうグラフだけの方がよく伝わるな。
特に私のように雰囲気で四半期決算の内容を確認する人にしてみれば、一目でわかる図での解説が望ましい。
支払い量の結果(第3四半期決算時)
前回の結果はすごく酷かったと思わずにいられないマイナスっぷりだな。
まさに、皆がビザカードを使ってくれない状態の真っ只中って感じだ。
トランザクション処理の月次サマリー
2月から4月にかけて急落して、徐々に戻っていることが伝わるグラフになっている。こちらも分かりやすい図で、難しい言葉はいらない。
2020年Q4四半期決算の所感
四半期決算として見ると悪くない結果だったのではないでしょうか。
前年比を言われると、コロナの影響が大きすぎて何も言えませんね。
これも天災の一種と考え、来年以降に期待をしたいです。
個別株はビッグネームに限る、と再認識できた1年だったな。
四半期決算を毎回確認をしているけど、やっていることは保有継続での放置プレイです。
まぁ、ビザだしそのうち本気を出すだろうという安心感は半端ない。
まだまだ長い付き合いになりそうです。
さいごに
四半期決算の確認をするたびに毎度思うけど、ETFでよくない?
決算に振り回されないですし。
QQQとVGTあたりなら、個別株をわざわざ調べてポートフォリオを組むよりも、より多くのリターンを得られそうかなと。
決算失敗が理由で一夜にして株価が-10%ぐらい下落する銘柄とかを見ると余計に考えてしまいます。
ってことで最近、四半期決算を失敗した会社があるかな~と思っていたら個人的に気になっていた銘柄が急落をしていました。
コロナ禍入り口付近の2月に本ブログに投稿したことがあるテラドックです。
古いデータなので参考にはならないと思いますが、少しだけ縁のある会社が決算発表の失敗をしていたので取り上げてみました。
-9.84%の下落をしています。
テラドックに集中投資をしていたら、それだけで大打撃ですね。
実際にいるかどうかは知らんけど。
売上はすごく好調なのにEPSが悪くてボコボコに売られる典型的な結果だったようです。個別株にある程度集中投資をしていると避けられない問題となるので、ご自身のアセットロケーションをよく考えて運用する方が無難でしょうね。
私も個別株を保有しているので決して他人事ではありません。
ビザとマコーミックが大暴落すれば阿鼻叫喚状態になるのは想像に容易いな。
まぁ、それぞれ業界最大手と言っても良いし、出来る限り保有を継続したいと考えています。
1年間だけで見るとQQQに大敗しているから、個別株は難しいね。