ほどよく働いて、セミリタイア生活を実践する

40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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株式投資の醍醐味「暴落」に立ち会えることを幸運に思うよ

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最近の株価暴落が止まりませんね。昨日のNYダウは-1,338ドル安の結果となり、またしても大きく下落する1日となりました。

トランプさんが大統領就任となってからの株価上昇分を全て放出した形です。

その当時、トランプ効果で株が下がると予想していた人にとって、かなり遅い予想的中となる。まだ空売りした株が生き残っているといいね。

さて、そんな話は置いといていい。問題はコロナウイルスに起因する暴落をどう捉えるかってことだね。暴落歓迎の人もいれば、損切りをして株式市場から撤退した人もいることでしょう。考えは人それぞれです。

私は割とラッキーだと感じているよ。

こんな体験が出来る機会なんて人生で数回だと思うし、何よりタイミング的に資産拡大の種蒔き中に起こっているってこと。

現在、積立投資を終了している諸兄姉には申し訳ありませんが、積立中の私にとってはドルコスト平均法で割安期間が到来しているだけですから。

言うなれば、長期投資に向かない人がただ淘汰されている期間ということだ。

「ま、こんな期間もあるだろ」って思うぐらいで丁度良い。

現在の暴落っぷりに目を向ける

市場平均が目安になると思うが、ここでNYダウとS&P500に目を向けてみる。

 

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こちらはNYダウのチャートだよ。

直近の高値からのナイアガラっぷりがやばいですね。約32%ぐらいの時価資産が露と消えたことになります。

 

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 続いてS&P500のチャートです。

 こちらも同様に、直近の高値から約29%ほど急落しています。

 私が米国株式市場に参入してから最も大きな下落を見せている時期となっている。前回の急落は2018年12月頃が下落ピークとなった米中貿易摩擦問題の時で、その際は-20%前後だったと記憶しています。

どこまで下落が進むのか分かりませんが、もう少しスピードを落としてくれて良いんだよ?毎回の高乱下で、私の基幹証券会社たるSBI証券が毎回のごとくメンテナンスに入るんだよ。 

22時30分になるとマーケットオープンとなりますが、「サーキットブレーカーの発動により・・・」と、お決まりの呪文を繰り返しアナウンスし、取引をシャットアウトしてくるんだ。

学習能力?

そんなものあるわけないだろ!!天下のSBI証券だぞ

「サーバ群を増強するなら、役員報酬に!!」って社訓を掲げていても不思議に思わないぐらいの杜撰な対応を毎日してくれているよ。

 下落するのは構わない。でも、空気を読んでもう少し下落幅を抑えめにして欲しいんだ。

高配当戦略って本当に下落時に強いのか?

高配当戦略の1つに「長期で見れば市場平均をアウトパフォームする」という話を耳にすることがあります。

これは下落時には市場平均より下落率が抑えられ、下落における配当金再投資をすることで複利パワーの恩恵を得る。その結果、市場平均をアウトパフォームする。

私はこのように理解をしています。

下落時においては配当金を出さないハイテク銘柄なんて「ニワカは相手にならんよ」状態に過ぎないと、高配当戦略を採用している人たちの言ですね。

 

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こちらは、市場平均たるVTIと高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)、そして生活必需品セクターETFのVDCを含めた1ヵ月チャートになります。

期間が1ヵ月なのは、暴落のスタート地点と合わせた為ですね。

  • VTI -26.15%
  • VYM -23.63%
  • VDC -11.88%
  • HDV -22.61%
  • SPYD -35.1%

SPYDはともかくとして、他の高配当ETFは若干VTIよりマシな下落率となっています。

しかし、この程度の差で「さすが高配当ETFだわ」とはなりません。

市場平均ETFが-25%なら高配当ETFは-15%ぐらいの結果を期待したいと思うのは、私の高望みでしょうか?いや、上昇時にこれ以上の差が出ているから、これぐらい期待したって良いはず。下落時こそ本領発揮する機会な訳だから、市場平均を大きくアウトパフォームしないと真の仲間と言えないのでは?と思ってしまいますよ。

それに比べ、VDCは流石です。リーマンショック時のチャート確認時でもそうですが、大きく下落する際は頼りになるストッパー兼バランサーになれるポテンシャルを秘めているETFです。

上昇時には足を引っ張りますが、下落時にはいい味出すよ。これで配当率が高ければ超超超人気ETFになれるのにね。

 

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インカムとキャピタルのどちらも中途半端なのがウィークポイントでしょう。

ETF内のポートフォリオに変更があった影響なのか、増配年数が1年となっています。

これでは人気が出ないのも納得です。

今回の下落を通じて、「高配当ETFは上にも下にも弱く、ただそこそこの配当金を出すだけ」という印象。あくまで私の印象ですよ。

決してメイン投資先になり得ない

どうしても配当金生活を実現したいって層以外には向かないかな。

今すぐに配当金が欲しいって人は採用してもOKだと思う。長期でのトータルリターンを期待するなら、「やめとけ。VOOかVTIにした方がいい」になるよ。

実際にVYMを保持しているからこそ余計にそう感じるのかもしれません。

さいごに

せっかくの暴落なのですから、自身の投資方針と向き合う良い機会と思うことにしよう。

株価好調時に「CFD取引をして高リターンを実現するぜ」ってガンガン攻めた挙句、急落に伴い50万円ぐらいの損切りを余儀なくされた クソダサい投資家だっているんですよ。

 

もちろん私のことだ

 

気分は滅入るけど自己責任だから割り切っている。私がアホでした。

投資家モドキは基本に忠実をモットーに市場平均への積立投資で満足すべきだわ。

あとは趣味枠の個別株を静かに添えるだけでいい。

市場平均が元気なくとも、個別株が癒しになることだってある。

こちらは昨日のS&P500のヒートマップです。

 

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埋もれていましたが、私の押し銘柄たるマコーミックがささやかな癒しとなっているではありませんか。こういうのを体験すると個別株も悪くないってなるんだよね。

株価好調時には見ることが出来なかった、そして急落時に見えた株式投資の良い所悪い所は見つかりましたか?投資環境は自身だけのオンリーワンです。最悪の想定が実現しつつある、またとない機会だ。私と同様に投資方針さんの弱点を暴き出してやりましょう。

 

私の弱点はぶっちぎりでSBI証券そのものですがね。

 

サーキットブレイカー?

 

何回もそんな言い訳が通ると思うなよ

 

私にとっての弱点は投資方針云々以前の問題でした。

みんながSBI証券から去っていく未来が見える。