またもやNYダウが1日で、-2,300ドルの下落という歴史に残る記録を私たちに見せつけてくれました。当事者としてはあまり良い気分じゃないけど、長期投資を前提に株式を保有している以上、暴落と無縁とはいきませんで受け入れるしかありませんね。
今回のような経験があれば、今後の暴落耐性に期待が持てますので、プラスに考えることにする方が良いだろうな。
1,000ドル以下の下落とかクソ雑魚ナメクジ扱いにできるのはでかい。長期投資家としての純度が少しだけ上がったような気がします。
長期チャートを見て心を落ち着けよう
こちらはVTIのチャートですが、期間はMAXでの表示となります。
取り扱いが2001年5月からということで、約19年ぐらいの長期チャートですね。
これぐらい長期間で見ると、ドルコスト平均法のジャスティス具合がよく分かる。株価なんて時代に沿って上下を繰り返すので、底値を見極めるなんてことを考える自体ナッシングだと思いませんか?
定期的に買って、大きく下がった時にも買う、これだけで良いはずだ。
大きく下がったという前提が人によってまちまちだと思いますが、直近の高値から20%~30%下がっていれば、そこそこ安く買っていることになるかと。
私は何回かに分けて買うことにしています。
- 1段階目:25%ぐらい下がった時
- 2段階目:50%ぐらい下がった時
- 3段階目:配当率が旨いと感じた時
私がストーカー買いができるのはVTIなどのインデックスETFだけ。
個別株だと経済ショックでの下落に加えて、企業自体の業績不振による下落も受け入れる必要があり、資産がゴリゴリ減っている状態で「それを受け入れることができる?」と聞かれれば、いい回答は出来ないですね。多分、「ノー」になるだろうな。
今まで、下落したらマスターカードやマイクロソフトを買いたいなどと言っておきながら、いざ暴落が来ると「個別株はちょっと・・・・・・」って尻込みする自分がとても情けないと思います。QQQかVGTを落としどころとする可能性大。
「永続する会社が本当の利益をもたらす」
この言葉はまぎれもなく正しいです。であれば、毎年利益をもたらしている会社を中心に買えば良いだけの話だ。
ただ、保有銘柄のマコーミックとビザにその役割を期待しているので少々迷います。この2銘柄の追加買いをするべきか、マスターカードやマイクロソフトなどの素晴らしい会社をポートフォリオに加えるべきなのか、判断が付きません。
それなら、まとめてQQQかVGTでいいのでは?ってなるわけですね。
配当率で判断するのも悪くない
私はキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当金)の両方が期待できるETFと個別株に好んで投資をしています。
VTIをメイン投資先としているのはこれが主な理由ですね。
13日時点の株価が124.59ドルなので、1年間の配当額が3.54ドルとすれば配当率は2.84%となります。1ヵ月前は2%前後だった配当率が大幅にアップしていることが分かります。
- 3% → 株価118ドル
- 4% → 株価88.5ドル
- 5% → 株価70.8ドル
2019年ベースの年間配当額を期待するとしたら、おおよそ上記ぐらいの株価で高配当ETFに匹敵する配当金を頂ける計算になりますね。
これはVTIに限らず、配当金を出している銘柄ならどれでも当てはまることです。
ここまで株価が下がることを期待するべきではありませんが、もし現実にそうなったとすれば涎を垂らしながら買うことになるでしょう。
さいごに
最近の株式市場に落胆する人が多くなってきていると思いますが、そこまで気にする必要はないと思いますよ。私も含めて、10年以上先において最大リターンとなるように頑張っている途中段階です。今はまだ準備段階だと認識する必要があります。
野球なら3回の段階で諦めますか?
サッカーなら開始20分ぐらいで勝負を投げますか?
マラソンなら10Kmの時点でラストスパートを掛けますか?
そう、まだまだ長い勝負の最中なのでマイペースにコントールすることが肝要だと思っています。自身の無理のない範囲でまったりと投資をするとしましょう。
少なくとも私はそうします。
これは「ゆっくりお金持ちになる」ということが前提での考えです。
短期間でお金持ちになりたい人は集中投資をしましょう。
レバレッジETFは現在60%割引中ですので非常にお買い得です。
1ヵ月で資産が3分の1になるぐらいのリスクを許容できれば問題ありません。
是非この機会に全力投資をしてみてはいかがでしょうか?
私は絶っっっ対にやりませんがね。
VTIとQQQ、VGTあたりの通常ETFで十分です。あまり欲をかきすぎれば手痛い代償を支払う事に繋がり兼ねません。何事も適度に、が丁度良いと考えます。