ほどよく働いて、セミリタイア生活を実践する

40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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コロナショックで下落中のS&P500とSPXLについて思うこと

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1ヵ月ぐらい前は米国株式市場が好調だったので、「暴落が来ないかな~」という言葉をよく耳にしたのもです。S&P500はともかくとして、SPXLで見れば半額状態に突入しているので、もし1ヵ月前に言っていた事を本気で考えているのなら、実行に移す時が来たってわけです。

それなのに・・・・・・。

せっかく待ち望んだ半額祭りなのに、SPXLやTECLなどのレバレッジETFを買い増したとか、全力買い行きますなどのワードが聞こえてこない。

今のところ、インデックスETFや個別株の買い増しは積極的に行っている印象を受ける。特に配当金目当てで長期保有予定のホルダーさん達は、安価で買えれば買えるほど配当率が上がることから、ニンジンをぶら下げられたお馬さんのごとく貪欲に買い漁っているようですね。

さて、レバレッジETFに焦点を戻すことにして、やはり大きな下落が続くと、落ちるナイフは受け止められないのでしょう。

「この下落はいつまで続く?」と疑心暗鬼になって手を出せなくなるようです。

3倍で動くレバレッジETFをこの動きの荒い相場で買い増しできるメンタルを持ち合わせている人はそれほどいないってことだね。こういう時にリスクを取らないと短期でお金持ちになれないので、ピンチをチャンスに変える必要がある。

私はゆっくりお金持ちになることを選択しているのでスルーしますよ。

だけど、もし市場平均が半額になって素晴らしい企業群さえも半額祭りになってしまった場合は、数銘柄に絞って集中投資をするのも悪くない選択だと考えます。

VTIが元の株価に戻る時間と、マイクロソフトやビザ、QQQあたりの高リターンを望める銘柄が元の株価に戻る時間を考えたら、圧倒的に後者の方が早いと思うからね。

それからVTIにスイッチしても遅くはないだろう。

リーマンショックという前例があるので、50%減になることを考慮に入れた投資プランを今から考えておくことで、今後の対応としたい。

最近のSPXLはどんな感じ?

こちらはSPXLの1年チャートです。

この期間以上になると、日足表示が荒くなるので毎日の動きを確認する為に1年間という短い期間を選定している。

 

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直近の高値が75.83ドルなので、11日時点で37.59ドルだということを考えれば、-50.4%ってことになりますね。本当に半額になっているね。

ここ最近NYダウが、-2,000ドル → +1,100ドル → -1,400ドルって推移をしていることから、1,000ドル単位でレンジ相場を築く可能性があります。

これもレバレッジETFにとっては痛い動きとなりますね。

毎日減損する為、レバレッジETFはレンジ相場を超苦手としているから。

このチャートを見て買い増しできる人はどれだけいるでしょうか?

鋼のメンタルを持っていないと、ほぼ無理ゲーを強いられているだけになるぞ。

ここらで人と違う行動を取れる人が明日のお金持ちになるんだと頭で分かっていても、行動に移すことは非常に難しいですね。もし、身近にいるならリスペクトしましょう。誰にでも出来る事じゃないよ、本当に。

S&P500の代表としてVOOの下落を見る

こちらもSPXLと同じ条件の1年チャート表示になります。

 

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直近の最高値が310.92ドル、11日時点で250.73ドルとなっているので、-19.4%の下落率となっている。こちらはまだ2割程度の下落なので、ホルダーさんから見ると「ディスカウント価格が来た」状態なだけかもしれないね。

両ETFの下落率を比較した場合、単純に3倍になっていない事が分かります。

下落幅が約2.6倍になっているので、大きく下落をする時は同じ指数をインデックス採用していると2.5倍前後に落ち着くのではないでしょうか?

そうなると半額祭りが到来した時は、マジやべぇ状態になるってことだ。

早期償還とか冗談交じりで言っていた事はあったけど、現実的にあり得そうな段階に突入している気がするな。

どちらにせよ、私のようにレバレッジETFを採用していない人にとっては暴落時における良いテストケースと言えるだろう。今のところレバレッジETFを採用する予定はないが、小額でお試し運用ぐらいはネタ目的で保有するかもしれないので、今後の糧にしたいと思う。

さいごに

たった1ヵ月の間で、株式市場が180度様変わりしたような気がします。

レバレッジETFを持っていない人を小馬鹿にするかのような印象を持っていましたが、今は静かなものです。落ち着きを取り戻したと考えれば、暴落の良し悪しは置いておくとして、ホルダーにとって自身を見つめ直す良い機会になったかと思われます。

やはり、S&P500をはじめとした市場平均インデックスETF・投資信託はメイン投資にふさわしいと感じました。

私の場合、急落・暴落時の心の余裕は間違いなくVTIがもたらしています。

市場平均に対する安心感は素晴らしいの一言で、下落してマイナスになっているのに気にせず安眠できるぐらい気楽に保有出来ていることから、これからも長期保有を継続していく事に問題を感じていない。

あと、急落時にストッパーの役割を担えるであろう銘柄をポートフォリオに組み入れることをおすすめします。私の保有銘柄だと、マコーミックが該当する。

 

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直近の最高値だと172.71ドル、今回の急落前なら赤丸時点の高値である167.08ドルが該当すると思います。その場合、11日時点の146.61ドルに対しての下落率はそれぞれ-15.1%-12.3%となります。S&P500と比べて下落が若干抑えられていることが分かりますね。このように多少でもストッパーになりそうな銘柄を組み合わせると、暴落の最中でもある程度の心のゆとりを得る事に繋がるのではないでしょうか?

ちなみにメイン投資先であるVTIは-19.8%となっています。

市場平均より傷が浅いことから、私の中では優秀銘柄扱いとしている。

保有していないけど、マクドナルドやコカ・コーラなども該当すると思われるので、ポートフォリオの一部に安定銘柄を取り入れることは一考の価値ありかもしれせんね。

おまけ

ここで、個別株集中投資の危険性を促しておきたい。

こんな時だからこそパニックに陥って集中投資しないように、グロいチャートを張ることで冷静になって頂きたく思います。

 

ゼネラル・エレクトリック(GE)

 

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10年間の軌跡ですが、集中投資をしていれば破産状態となっていることでしょう。

スピンオフをして株価上昇中だったので、持ち直すかと思われましたが結果はこの通り最悪の時期に舞い戻っている状態です。危険物取り扱い注意だな。

 

ボーイング(BA)

こちらは直近の下落率が最悪状態なので、集中投資に切り替えた途端に暴落を喰らうことを想定して選出をしました。

 

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直近の高値347.45ドルから、11日時点の189.08ドルまで大きく下落していることから、その下落幅はかなりやばいことになっている。

その下落率-45.6%ですよ。つまり、数字だけ見ればレバレッジETFの下落率に引けを取っていないことになります。ホルダーさんにとって試練の時だな。ここを乗り越えられることが出来るなら、あるいは・・・・・・。

くれぐれもパニック買いにはご注意を!!