毎日株価が気になるホルダーさんも多々おられることでしょう。
もともと短期投資を全く考えていない、長期保有前提の雰囲気投資家たる私はただ静観しているのみ。一定のラインを超えたらタイミング投資枠として追加購入を考えるぐらいなので、のんびりマイペースに待ち状態と言えますね。
さて、そんな私の現在は置きまして、先週から続く下落の波状攻撃はまだまだ続きそうで、株式市場全体が慌ただしい様相を呈しております。ここまでの乱高下を想定している人はそういないことから、「ロスカット」や「損切り」と言ったパワーワードを散見するようになってきました。
つまり、リスク許容度をきちんと把握できていない人が退場しているわけです。
FXやCFDなどの証拠金取引をしている人が主な対象となるだろうから、普通に現物取引をしている人には関係のない話となりますね。
特にインデックス投資をメインにしている人にとっては、「先月より少し安く買える」ぐらいの感想しか抱かないではないでしょうか?
私のメイン投資先であるVTIの話になりますが、直近の高値から見れば-15.6%ぐらい下落をしています。保有中の資産が15%減るのは痛手ですが、買う時に限っては最近の株価は15.6%引きのディスカウント価格扱いになるってこと。
ってことで「まぁ、いいか」に落ち着きますね。来月も頼んだよって思うだけ。
リターンを追求しすぎると急落した時に痛い目を見るので、長期保有を考えているなら相場が良かろうが悪かろうが、「やることはいつも同じ」ぐらいの気持ちでいることが大事なのでしょうね。
今回の下落(まだ継続中だけど)は積立中の私にとって色々と勉強になることばかりなので、よい教訓とさせて頂いています。
急落時に積極的に買うことができるのか?
こちらはVTIの15日(5分足)チャート図になります。
囲んでいる部分は比較的大きく下落をした時ですが、当日の始値段階で大きく下落しているので、俗にいう「窓が開いた状態でマーケットがスタートした」日ばかりがピックアップされていることになりますね。
先日、急落幅が大きい為に証券会社へのアクセスが出来ない状態となりました。
私の利用しているSBI証券でもそのような状態だったので、取引が全く出来なかったということもあり、案の定利用者からはかなりネガティブな感情をぶつけられていました。
私も買おうとして弾かれたので、「SBI証券さん使えないな」ってその時は思っていましたが、一晩経ってよくよく考えると「長期運用において1日の差なんて誤差じゃね?」って結論に落ち着きました。
1日単位で売買がしたいなら、ピンポイントで取引ができなかったSBI証券の対応は致命的ですが、そもそも米国株にデイトレ機能なんて求めていない。むしろ、私が積極的に買い進める銘柄は一生保有するつもりです。
「今後10年間市場が閉鎖しても喜んで持ち続けられる株だけを買いなさい」
某有名投資家のありがたいお言葉ですが、私の気持ちを表すのにぴったりだと思います。
だが、アルトリア・グループよ、お前は別だ。高配当再投資をメイン投資に据えていた黒歴史時代の名残銘柄である貴様は該当しないからな。
話が随分逸れてしまったが、私は急落をいちいち気にしていないから無理だろうね。それに、最近の動きは更に下、更に下、更に・・・・・・って続いているので無限ナンピン状態になりそうなので、躊躇するかと思います。
だってタイミング投資のセンスがないからインデックス投資を選択しているわけで、自分の考えを真っ先に疑うべきまであるから。
一定の水準を考えると配当率で選ぶことも悪くない
積立投資終了後、配当金や取り崩しを生活資金に充てることになるので、未来の配当金を考えると良い選択に成り得るかもしれません。
急落前は2%前後だったと思いますが、株価が下がったことにより配当率が上昇してきています。VTIは米国株式市場平均なので3%以上なら積極的に買い増したい。
配当額が3.54ドルなので、配当率3%を期待するとしたら株価118ドルぐらいまで下がる必要があります。これは望みすぎかな?更に18%の下落を求めないといけないね。
ってことはコロナさんにもう少し奮闘して頂かないと無理って結論になる。
でも実現したら、かなりやばいですね。
VTIで30%以上のマイナスとなるので、レバレッジETFのSPXLやTECLなどは早期償還が現実的になるぐらいに総資産額が吹き飛んでいることになります。
くれぐれもレバレッジETFの運用は計画的にした方が良いでしょう。
買いたい銘柄はどうだった?
マスターカードがギリギリ射程内に入って来た感じです。
マイクロソフトも良いのですが、それならVGTかQQQでいいのでは?と思ってしまうことから、個別株でどうしても欲しいと考えるのは今のところマスターカードのみですね。
260ドルぐらいを1回目の買いポイントとしたい。
直近の最高値から-18.6%下落をしているようです。そろそろ買っても良いかな~って思えるぐらいには下がって来ている印象だね。もう少しだけ様子を見たいと思う。
世界株式市場に分散しているVTの優秀さを確認しよう
ここ最近の下落っぷりは歴史的だということから、VTの動きをほぼリアルタイムで追ってみることにする。
こちらは5日分のチャート図(5分足)になりますが、どっちに投資をしても結果は変わらないことが分かるし、ほぼ追従している関係性も見て取れるな。
せめて大きい急落時にはVTの方が軽減される、という図を見たかったよ。
こんなんだから、アメリカだけが1人負けする展開が想像できないんだわ。
震源地がアメリカじゃないせいか?リーマンショック時はどうだったのかな。その時はまだ投資自体をしていないので分かりません。チャートを追うだけなら、VTの方がひどいような気がしますが、リアルタイムで追っていないので当時の状況は自分の想像にお任せするのみ。
やはり経験をしないと実感できませんね。データを知っていれば、知っている気になっているだけなので、それが暴落市場への楽観視に繋がることになると理解をしなくては。
「リーマン?あれぐらい平気平気」って軽く考えた結果、レバレッジETFで泣きを見ている人がどれだけいることか・・・・・・。
急落をリアルタイムで追える貴重な機会ですので、これからの投資人生の糧にするぐらいの気持ちで、実りある経験値としてあげましょう。
さいごに
私が今回の急落(中)で得た教訓としては、「ゆっくりお金持ちになる」で問題ないことを再認識できたことでしょうか。
市場平均を上回る為に個別株を保有しているのですが、VTIだけに投資をしている方が遥かにストレスがないことが実感できました。
市場平均が急落した所で、「市場全体が不調だから仕方ない」とか「こんな時は何に投資をしても空回るだけ」などと思う免罪符を手に入れたわけです。
果報は寝て待て状態で問題なく、定期的に積立をするのみ。
それでも私は個別株を保有すると思います。
ポートフォリオ内の20%程度を個別株枠と定めているので、この範囲内で保有することになるでしょう。この趣味枠がないと長期保有に楽しみを見出せないので、明らかに失敗だと思えるまではETF+個別株で行きます。
今回の急落はどうでしたか?
仕事中や睡眠時間に株価が気になっているなら、自身のリスク許容度が自分の思っているほど大きくないと認識する良い機会です。見直してみるのも良いかもしれませんよ。
軽傷の内に自分に対してダメ出しをすることで、未来の資産増大に繋がることを期待して、みんな一緒に頑張って行きましょう。