ほどよく働いて、セミリタイア生活を実践する

40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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米国株で儲かるを考えた結果、QQQのシミュレーションをしてみた。

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せっかくコロナショックの急変動をリアルタイムでチャートを追えるので、気になっていたQQQについてシミュレーションを考えてみようのコーナーです。

銘柄を買い検討する時って、私の場合はいつも日足か週足表示での5年・10年チャートあたりを参考にしておりますが、所詮過去のデータに過ぎないので軽く見がちです。

しかし、今回の大きな下落は当事者となっているので、痛みを伴う経験がもれなく付いて来ていることから、実感度という点では今までの比ではないでしょう。

更に言えば、1日ごとに比較的大きな下落と騰貴を繰り返すジェットコースター相場を体験できる機会なんてそうそうありません。

「ひょっとして、今試されているのか?」と思ってしまうほどです。

 

米国市場「少し本気を出す、ついてこれるか?」

 

大きな下落を繰り返すたび、この言葉が頭をよぎります。

ついて行く気満々だけど耐性には限りがあるからね?

今のところは余裕だけど、半額祭りになったら精神が病みそうではある。そうなっても平常運転で積立投資を継続できる人が幸せになれるんだろうな。

最近の動きで早々に売ってしまった人はリスク管理が全く出来ていないってことなので、自身のリスク許容度に合った投資に切り替えましょう。

QQQについて考える

QQQはナスダックに上場している時価総額が大きい100社(金融セクターを除く)を含むナスダック100指数に連動したインデックスETFになります。

採用銘柄のほとんどがハイテク株だよ。

何故QQQを検討しているのか?

VTIばっかり買っている癖に今更QQQを買うとかさ、お前パニック相場買いにでも陥っているんじゃない?とか思われそうだが、リアルタイムでチャートを追っているとQQQの採用も悪くない気がして来たわけですよ。

VTIとQQQを見ると20日から下落に向かっているので、その日からチャートを表示すると以下の通りになる。

2020年2月20日 ~ 2020年3月5日(5分足)

 

下落に差が付いた時があるとはいえ、結局はそう変わらない結果となっている。

下落耐性があるであろう生活必需品セクターETF(VDC)を比較として表示をしているが、案の定ダメージが比較的少ないことが分かるね。

2020年2月5日 ~ 2020年3月5日(日足)

 

1ヵ月前に運用を開始したVTIとQQQならQQQの方が下落率が低い。

下落前の上昇分だけリカバーが利いている、ってことでしょうか?

「短期のリターンなんて誤差だよ誤差!!」と思えるならいいけど、私には無視するのが難しいようです。安定性を考えてVTIを選択しているのに、実際はVTIの方が動きが荒いとか嫌すぎるからね。

確かに1日で見るとVTIの方が下落率が低いから、「さすがVTI、信じていたよ」とかってなるだろうけど、週間や月間で見ると逆転されることになるわけだ。

結局保有期間でのリターンが、イコール評価になるってこと。

2019年9月5日 ~ 2020年3月5日(日足)

 

半年間になると差が顕著になりますね。

確かに下落時を見れば変動を大きく感じます。しかし、元々リターンも大きく実っていたことを考えれば、気にするだけ無駄な気がします。

数か月前に戻っただけ、と思うことにすれば良いだけの話だ。

2019年3月5日 ~ 2020年3月5日(日足)

 

1年間になると、どんどん差が開きます。

もうね、「マイナス分なんて、それ以上に稼げばいいだけだろ?」って言われているかのようですよ。攻撃は最大の防御状態ですわ。

VTIとVDCを置き去りにしていることが伝わると思う。

2017年3月3日 ~ 2020年3月6日(週足)

 

もう説明はいらないよな?

3年になると、もはや独走を許している状態になっていますね。もう個別株に投資をしているのと何ら変わらないぐらいにぐんぐん成長していることがよく分かる。

2015年2月27日 ~ 2020年3月5日(月足)

 

5年で見ればVTIの成績は決して悪くないと思いますが、ナスダック100がそれ以上に成長を遂げている結果がこれです。 

少し長めの期間で見た場合、VDCの成績の悪さが露呈します。日用品や食品、タバコ銘柄が中心なので、成長力が限定的だと考えられますね。長期だと市場平均をアウトパフォームすることは非常に難しいのではないでしょうか?

2010年2月26日 ~ 2020年3月5日(月足)

 

最後に10年チャートを張り付けて終了とさせて頂きます。

ただQQQが成長力を見せつけるだけの結果となりました。

時価総額比重の高いマイクロソフトとアップル、アマゾンが好調だったってことだね。これが逆に動くと悲惨な結果を産むかもしれませんが、これらの銘柄が半額祭りになるぐらいに市場が乱れる事になれば、その他の銘柄だって無傷ではいられないはずです。

よって、QQQやVGTなど成長力が期待できるETFへの投資は正解なのかもしれません。

私を含めて、長期保有を考えている人にとっては長期間のリターンシミュレーションをすることは非常に有効的だと思われます。

未来に期待をして投資をしている以上、暗い未来が待っていそうな銘柄やETFを選択することは絶対に回避したいからね。

QQQを検討した結果

採用する気満々な気分になっています。

VTIだけでいいと思っていますが、資産拡大に目を向ければ株価成長を期待できるETFの採用は積極的に行うべきだと考えます。そうなるとQQQかVGTが最有力となる。

私はビザを個別株で保有しており、売るつもりは全くありません。むしろマスターカードも買って、クレジットカード業界の両雄を手元に置きたいとさえ考えています。

となれば、VGTよりQQQとなるわけです。 

以前に情報技術セクターがこれからも成長し続けることから、インデックス投資とは情報技術セクターそのものを指すものに移り変わるのではないか?という内容の記事を書いたことがあります。

 

www.hodo-work.com

 

ディフェンシブ銘柄が上手く機能をしていた時代は米国市場の中心が生活必需品セクターだったからであり、これからもそうあり続けるわけではないってこと。

米国市場平均についてもそうですね。

いつまでも米国市場平均だけに投資をしていればいい時代が続くわけではないと感じています。

私だってVTIを中心に据えていますが、ビザとマコーミックの2銘柄は成長を期待して保有しているのだから、決してVTIと心中をするつもりではありません。

まぁ、「VTIだけでもいいか」と思うこともしばしばあることは否定しませんが。

時代が変われば、投資の常識が変質してもおかしくありませんよね?

「○○だけに投資をしていればOK」とか「今は不調だが長い目で見れば問題ない」などと言いながら特定の銘柄やETFだけを盲目的に信じることはおススメしません。

思考力を大切にしましょう。

過去20年が好調だから、今後20年も安泰だと決め付けないことです。もちろん中心に据えることは構いませんが、それ一辺倒は危険だと思います。長年上手くいっている投資手法であれば、それは王道と言えるでしょう。淘汰され整備された末の結果なので、それは評価されて然るべきですね。

今で言えば、インデックス投資やら高配当再投資が当て嵌まりそうです。これに付け加えて時代に合った銘柄やETFをミックスすれば、死角がなくなりそうな気がしませんか?

よって、私は王道投資たる米国株式市場平均からVTIを選択し、更に時代にあった銘柄の集合体であるQQQを付加することで、移り変わる将来の最大リターンを目指したいと思う。答え合わせは10年以上先になりますが、できれば正解を引き当てたいものですね。