もう暴落って言っても差し支えないよね?
27日のニューヨークダウは過去最大の下落を記録したらしい。
前日比1190.95ドル安は1日の下げ幅としては最大のものであり、リーマンショック時でもここまでの下げは無かったようなので、いかに大きい数字なのか伝わりますね。
本当に買い場がやって来た
前回の記事で「買い場を探そう」って言っていましたが、そこまで真剣に考えていませんでした。「どうせすぐ反発するんだろ?」って思っていたし、来月の積立時にVTIがこのまま下がっていたら嬉しいな~ぐらいな認識でした。
甘い!!!!
めちゃくちゃ甘すぎる認識だった。結果論になりますが、株式市場全体がナイアガラ状態になってから真剣に考えることになってしまったよ。
リーマンショック時もこんな感じだったのかな?
最初は楽観していて、数週間後に「やべぇ・・・終わった。もう撤退するしかねぇ」的な展開だったとしたら、歴史は繰り返すってやつですね。
私はリーマンショック時に投資をまだしていなかったので、数少ないリアルタイムでの株価暴落体験となっています。
正直、気分はよろしくありませんが、何事も経験ですし、自分にどれ位の下落耐性があるのかを確認する意味でも今回の下落は良い機会だと個人的には感じています。
心配なのはフルインベストメントしている人だね
私は現金比率をそこそこ確保しているので、今回の下落程度では焦る必要皆無ですが、ここ数ヵ月で全力投資をしている人は気が気ではないでしょう。
特にレバレッジ投資をメインに据えている人ですね。
VOOやVTIなどの市場平均を中心に積立投資をしている人は問題ありません。そのまま続けるといいと思います。私も気にせず続けます。
私はVTIをメイン投資に据えていますが、思ったほど大きく下落をしていません。
最高値株価(172.17)と27日の株価(151.46)の変動を見ると約20ドルも下がっているので、暴落っぽい印象を受けますが、実際は約-12%の下落です。
インデックスの年率リターンから考えると1年分吹っ飛んだことになりますが、この程度の下落では気にする必要がありません。
「あっ、前回の積立時より10%ほど安く買えた。ラッキーだわ」って感想ぐらいしか抱かないので、むしろディスカウント価格で買えたことを嬉しく感じるだけだね。
株価に対して敏感に反応すべき、個別株集中投資やレバレッジETFをメインに据えている人が、もしフルインベストメントをしているなら、今後は現金比率を見直すべきだと思います。ある程度余裕を持っていないと本当に取り返しのつかない損失を被ることになるので、ご注意されたし。
買い場を探る
タイミング投資をするなら、EMA70かEMA200を大事にしようって言いましたが、実行に移す時が間もなく訪れそうです。
せっかく経済ショックレベルの下落をしているので、「ピンチをチャンスに」を念頭に考えると、EMA200ラインの株価でレバレッジETFを採用するのは悪くないのかもしれない。
- 現在保有の株を全て売却(多分1年以上続けている人はプラスでしょう)
- SPXLやTECLなどのレバレッジETFにスイッチする
- 元の株価水準ぐらいまで戻ったら、レバレッジETFを全て売却
- 以前に保有していた個別株やETFにスイッチする
レバレッジETFの戻り利益を期待しての投資になります。全力投資をすることになるのでリスクは高いですが、その分リターンを得られるので短期での最高リターンを目指すなら一考の価値ありだと思いますよ。
まぁ、私は絶対にやりませんので、もしやりたい人は自己責任でお願いします。
小額ならレバレッジETFを保有するかもしれませんが、それよりもマスターカードやマイクロソフト、アップルあたりを新規購入する方がベターだと思っているので、回せる資金が有限である以上、あまり余裕がなさそうです。
悩みどころですね。
レバレッジETFの場合
私が採用するとしたら、SPXLかTECLなのでこの2つで買い場を探るよ。
SPXL
- EMA70 54.59ドル
- EMA200 43.29ドル
TECL
- EMA70 185.97ドル
- EMA200 130.25ドル
どちらにせよ、EMA70は間近でEMA200まで待つのも悪くない状況になっています。
丁度いい機会なので、「レバレッジETFは日々減損する」というのを確認しよう。
VOOとSPXLで比較する。どちらもS&P500指数をインデックスとしている為です。
1年チャートと短い期間ですが、結果だけ見れば3倍のリターンに届ておりませんね。レンジ相場(横に動くだけの状態)と急落時は3倍以上のマイナスになっているように思えます。徐々に右肩上がりをする時の効果は素晴らしいですが、逆の場合は忍耐の運用を迫られそうです。
したがって、日々減損するっていうのは事実なのでしょうね。書面や伝え聞いたことだけを信じるのではなく、実際にリアルタイムでの体験は良い刺激になります。
やっぱりレバレッジETFは株価上昇時のみの採用だけに限る、って改めて思うわ。
逆にVOOやVTIは放置でOKって考えで間違いない。
個別株の場合
個別株で気になっているのはマスターカードとマイクロソフトですね。
それならVGTを買えよって思いますが。何でしょうね?個別株は別腹で保有しておきたいって思うこの気持ちは。気に入っている企業には直接投資をしてあげたいってことなのかもね。
マスターカード
- EMA70 263.67ドル
- EMA200 199.51ドル
マイクロソフト
- EMA70 137.05ドル
- EMA200 104.86ドル
もう少し、もう一声欲しいところまで来ていますね。
あと、もう1段、2段ぐらい下げがあると買い出動することになるな。
まだまだコロナウイルスが終息の兆しを見せていないので、この経済停滞っぷりが続くことかと思われます。だったらもう少しだけ期待してもいいよね?
今回はマスターカードとマイクロソフトを例に挙げましたが、殆どの銘柄が同じような状態だと思うので、もう少ししたら自身の狙っていた銘柄にINするチャンスが巡って来ることでしょう。果報は寝て待ての気持ちでマイペースに待とうね。私もそうするよ。
高配当銘柄も選択肢としてアリか?
業績や企業自体の不祥事以外の要因で株価が下がっていることを考えれば、高配当銘柄も選択肢として入って来るのは妥当性がありそうですね。
私は配当利回りを確認する時は、いつもDividend.comを使っています。
正確な数字は証券会社の方が確実でしょうが、おおまかな確認だけをしたい時にはとても役立つサイトですよ。株のティッカーシンボル(ビザなら「V」です)を入力するだけでOKなので、現在の配当金と配当利回り、増配年数あたりをサラッと調べることができるので、いつもお世話になっております。
アルトリア・グループ
配当利回りが7.91%だってさ。
タバコ銘柄半端ないっす。一企業が出していい配当利回りじゃないよね?
数字だけ見れば、インデックス投資の年利期待値そのものぐらいなので、全力買いをする輩が出てくる可能性もあります。もし検討中なら程々にね。
今後20年以上配当金を出してくれる期待が持てる企業なら、配当利回りが上昇している今のうちに投資をするのはアリよりのアリだと思われます。
私はどちらかと言えばインカムよりキャピタル寄りの運用を好んでいるので、成長を期待できる企業が不当に値下がりをしている銘柄を単純に選択したいです。
タバコ銘柄は未来図を描くことが中々難しくてね。
でも、タイミング投資を考えるといつでも追加投資をしてもいい状態ですよ。
EMA200(54.38ドル)を大きく下回る40.3ドルが現在の株価なので。(3年チャートで見た場合の話だよ)
もし30ドルになったら、平均取得単価を下げる目的で追加投資を考えるかもしれない。
私は60ドルで買っていますので、この時の購入時と同様に1万ドル分ほど追加購入をすれば平均取得単価が45ドルまで下がります。
もしくはサッサと損切りするか、ですね。
最後に
こう株価が軒並み下がる展開になると、あれもこれも買いたくなりますね。
VTIだけで十分だと頭では理解をしているのですが、つい個別株に目を向けてしまうよ。
配当利回りが上がってくると、インカムゲイン中心の高配当株でもいいかって考えになってくるので、慎重に行動をしたいところだ。
今の段階ではもう少し待ち状態となります。マスターカードが買いOK状態になってから、新規購入と追加購入を考えることになるね。
以前に投稿したテラドックはどうやら好調のようです。
今回の問題に非常にマッチしたヘルスケア銘柄ということで、買い優勢の模様。
こちらは逆にコロナウイルス問題が終息した時の反応が気になりますね。
急落しないといいね。問題に上乗せされて株価が上がったので、逆もまた然り。
来週以降もこの流れが続くようなら、買い場が本当にやって来る。
その際は、一括投資ではなく、何回かに分けて購入をするようにしましょう。
落ちるナイフを掴み取るのは危険ですので、セーフティ・ファーストをおすすめしますよ。