ほどよく働いて、セミリタイア生活を実践する

40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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コロナウイルス問題で、オンライン診療サービス銘柄のテラドックが気になります

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コロナウイルス関連でインターネットの閲覧をしていると、オンライン診療サービスなるワードを拾いました。

ヘルスケアセクターの中で保有したい銘柄って特に無かったのですが、「バーチャル医療」という言葉を聞くと、ヘルスケアとテクノロジーのハイブリッド的な印象を持ったので、少し調べてみることにしました。

テラドック

テラドックは米国のオンライン診療サービスで最もシェアを獲得している企業のようだ。

日本と違って国内人口の増加が確実な米国では期待されるサービスだと思います。

国内人口が増えることによって医療関係者の人数も比例して増加するならいいのですが、多分そうならないのでしょうね。

子供と高齢者人口の増加率と労働者人口の増加率のバランスが崩れると大変なことになりそうです。医療従事者の負担が大きくなることが容易に想像できますね。

そういう意味では遠隔医療サポートは効率的に多くの患者を診察でき、担当医師の負担を軽減できる良いサービスですね。

患者側となる私から見ても、病院に行く手間と時間がなくなるので受診するハードルが多少低くなると思います。鼻風邪レベルなら、わざわざ病院に行こうと思いませんが、自宅からのオンライン診療なら気軽に受けてみようかなってなります。

スマホアプリ&ビデオチャットで診療を受ける

時代の移り変わりを感じますね。

株価を確認

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2015年に上場をしているようですね。それ以前の株価は不明です。

VTIを表示していますが、米国市場平均の目安として表示しています。

5年程度の株価チャートになりますが、成長著しい銘柄だと分かりますね。2016年3月に10ドルぐらいになっているので、その時に購入している人は10倍株です。

その時にピンポイントで買っている人はすごいですね。その先見性の1%でいいから私に下さい、お願いします。

オンライン医療サービス市場は大きな成長性を秘めた分野なので、株価上昇の余地がまだ大きく残されていると思いますが、今後はどうなるかの予想は難しいです。

続けて銘柄のポテンシャルを確認してみる。私好みであれば大型株でなくても、グロース枠として少額保有というのは悪くありませんから。

テラドックのポテンシャル

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データソースはMorningstarになります。

純利益(Net Income)

私の目には純利益を上げていないことしか映らないのですが、この数字は正しいのだろうか?

いつもお世話なっているMorningstar様の数字なので間違いはないはずだ。

若い企業ですし、まだ先行投資の回収中段階ってことかな。

営業キャッシュフロー(Operating Cash Flow)

ブログ内で「キャッシュフローが好みでない企業には投資しない」っていつも言っていると思うけど、その通りですね。全く魅力的に思えないわ。

当然のごとくフリーキャッシュフローもマイナスです。

私は数年ぐらい売上や利益が冴えなくても基本的にそこまで気にしません。

でも、キャッシュフローだけは許容できないんだ。

アマゾンのように成長投資の為にキャッシュフローを削っている企業でさえ銘柄選定から外します。そんな私にテラドックはレベルが高すぎる銘柄だわ。

テラドックのリスク

利益を上げていないこともそうなのですが、1番の理由は天下のアマゾン様がオンライン診療サービスに参入するかもしれないリスクがあります。

少し前に、アマゾンとバークシャー・ハサウェイ、JPモルガンの3社でヘルスケア企業の設立って話があったと思いますので、そのうち実現しそうですよね。

また、アルファベット(グーグル)やアップルといったアプリ開発に強い企業の参入も十分考えられます。今やスマホが一人一台となっている時代ですので、グーグル公式とかアップル公式などを謳い文句にした医療サービスなら、すぐに利用するユーザがいることでしょう。

時価総額1位~3位の、マイクロソフト、アップル、アマゾンでクラウド・AI・ユーザビリティの優れたアプリなど、オンライン診療サービスに必要なバックボーンを全て用意できると思います。

足りないのはヘルスケアに関するノウハウぐらい。それは買収なり提携なりでクリアできる問題なので、自分の住んでいる街から本屋が消えた現象と同じように、テラドックが米国内から駆逐される日が来るのかもしれません。

最後に

テラドックについて調べていると、オンライン診療サービスの有用性や将来性のポテンシャルが大きいことがよく分かりました。

今までノータッチの市場だったので、新しく分かることばかりで少し楽しかったです。

しかし、個別株で保有したいか?って聞かれると返答に困りますね。

ポテンシャルが高いのは理解しましたが、その環境基盤に必要なIT技術関連に投資をする方が個人的には性に合っていると感じているからです。

今回調べることで、改めてVGT(情報技術セクターETF)の汎用性の高さを再確認するとか、すごく皮肉めいた結論になってしまいました。

今後新しいサービスが出ても、「〇〇 + 情報技術」って感じで必ずITとのハイブリッドサービスになると思うと、「もうよく分かんないけどVGTでいいんじゃない?」ってなりそうだ。

テラドックは気になるけど、個別に保有したいほど欲しい訳ではありません。

今はVTIにほんの少しだけ含まれていると思うので、それで満足しておきます。

みんなも保有するなら、よく考えてから実行に移すようにね。