ほどよく働いて、セミリタイア生活を実践する

40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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VTIの積立投資が無理なら、楽天VTIがあるよ

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SBI証券で楽天VTIを見ていたら、いつの間にか純資産が835億円に到達していることに気が付きました。

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どれぐらいのペースで増加していたのか分かりませんが、各社が行っているコストカット競争に参加していないのに、マイペースに資金を集めていたようですね。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

愛称は「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」といいます。

しかし、楽天VTIの方が浸透している気がするのは私の気のせいだろうか?

当ブログでは「楽天VTI」を愛称としているので、よろしくお願いします。

この楽天VTIはその名の通り、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」をひたすら買うだけの投資信託となります。

ただ1つのETFを購入するだけで約3500銘柄に分散投資をしてくれるなんて便利な世の中になりました。

www.hodo-work.com

VTIは米国株扱いなので、購入するにはドル建てで決済する必要があります。

その点、楽天VTIの場合は円建てで購入することが出来るので、為替を気にする必要がありません。これは投資信託全般に言えることですが、大きな利点だと思います。

現在はNISA口座で小額保有してます。

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コスト差って大きな問題なのか?

今回の本題である純資産が835億円に到達していたことだけど、コストの問題ってブランド力の前では些末な問題なのかもしれない。

もちろん、コストは長期運用する上で重要なファクターであると認識している。

しかし、コスト差があっても楽天VTIは現在も買われ続けている。

楽天VTI

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運用報告書の一部ですが、これでコストが確認できます。

ちなみに、期間が2018年7月18日 ~ 2019年7月16日となっているので正確な数字ではありません。364日になる為、365日計算にするともう少しコストが高くなるはず。

ここでは割愛しますが、それほどの違いは出ないので運用報告書の数字をそのままコスト計算をすると、「0.191 + 0.03 = 0.221(税込)」がトータルコストになると思われます。0.03はVTIの年間経費率ですよ。

途中でVTIの経費率が0.04% → 0.03%に改定されたので、実質コストの正確な数字算出は難しいと思います。「おおよそ」が前に付きますね。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

楽天VTIと比較するとすれば、この投資信託になると思うので選択した。

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正確な数字は他の有能投資信託ブロガー様にお任せするとして、私は大雑把に計算をして行くよ。今回の期間は大きくずれているので調整が必要ですね。

0.203 × (365 ÷ 297) = 0.249(税込)ぐらいになるかと思います。

期間が297日分だったので、365日に合わせた形です。

しかし、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の出現により大幅にコスト改定をしているので、それを踏まえると。

0.1618 × (365 ÷ 297) = 0.199(税込)ぐらいが想定されるトータルコストです。

すばらしい経費率になっています。こちらは楽天VTIと違って現物運用をしている投資信託になるので、その他にかかるコストはないと思います。

コスト差で投資信託をスイッチする層は案外少数派なのかもね。

それとも投資信託で積立設定を1回決めたら放置している人が多いのかな?

他社がコスト競争をしている時に、楽天VTIの資産額が減るかもしれない、とか考えていたのに全然売られていなかったので、ちょっと意外でした。

やはりバンガードのネームバリューでしょうか?

本当はバンガードのETF(VTI、VOO)を保有したいけど、ドル建てにするのはちょっと・・・・・・って層が割と多いのかな。気持ちはすごく分かります。

VTIと楽天VTI

どっちがいいのか?と聞かれると、私はVTIと答えます。

バンガード社のETFを直接購入している、というだけで満足しているからです。

経費率も定期的に見直しが入りますし、投資家ライクな環境を提供してくれますよ。

ただドル建てなので、「積立金額を一定にできない」という点は投資信託に大きく劣るデメリットだと思います。

「楽天VTIに毎月5万円の積み立てをする」といった分かりやすい投資方法がシンプルで長続きするので、長期間運用に向いているでしょう。

給与から天引きされている、という環境に慣れてしまえば投資をしているという自覚すらなく、長期運用することで雪だるま式に資産が増加している仕組みを作ることができるね。

投資に時間を掛けたくない人は投資信託を選択すればいい。

逆に、自分であれこれ考えて投資をしたい人はETFを選択すればいいと思うよ。

最後に

楽天VTIの純資産がいつの間にか増加していたので、気になってコストを確認しながら自分の考えをまとめた次第です。

VTI好きの私からすると、楽天VTIの躍進はすごく嬉しいからね。

今から投資を始める人には、よりコストが低いS&P500の投資信託をおすすめします。

リターンがそれほど変わらないなら、コストが低い方が有利だしさ。

私はコスト差以上に、バンガードETFの存続性に信頼を置いておりますので、楽天投信経由になりますが、投資信託なら楽天VTIを選択します。

メインはこれまでと同様に、VTIをドル建てで買い付けるのみですね。

資金の続く限り積立を続けようと思っていますよ。