ほどよく働いて、セミリタイア生活を実践する

40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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米国株投資の実際のリターンを見たい

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少し前に、2019年に行った雰囲気投資の結果を記事にしたけど、実際にはどうよ?ってお話です。積立中の実質リターンなんて個々変わるものだから確認をしてみたくなったんだ。

2019年のMyポートフォリオとVTIの成績を比較

正直、市場平均そのものであるVTIの成績は非常に優秀なので勝っている人の方が少ないと思う。私も例外ではなく、今まで勝っている年などありません。

株価上昇のリターンと勝負しても意味がないと思う

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これは去年1年間のチャートですが、株価自体は「127.73 → 163.62」と変動しており、リターンは約28.1%となります。

2019年の米国市場が好調だったことがよく分かる数字をしていますが、この数字を見て「米国市場平均に投資をしていれば、これだけ儲かっていたんだ」と判断するのはちょっと待って欲しい。

これは一括投資した場合の話だぞ

実際に投資をするには自分のお金を使うことになるけど、年初の127.73ドル付近で一括投資をする人がどれだけいるんだ?

考えるまでもないが、実際は積立で少額投資をする人が大多数でしょう。

1000万円分の投資資金を持っている人でも、100万円ずつを10回に分けて投資したり、1年~2年ぐらいで分散したりすると思います。

私は毎月20日ごろに定期積立を実施している

始値で成行で注文したとすると、以下の通りになるはずです。

  1. 1月22日 135.89ドル
  2. 2月20日 143.05ドル
  3. 3月20日 145.32ドル
  4. 4月22日 147.95ドル
  5. 5月20日 145.26ドル
  6. 6月20日 150.73ドル
  7. 7月22日 152.06ドル
  8. 8月20日 148.81ドル
  9. 9月20日 153ドル
  10. 10月21日 152.35ドル
  11. 11月20日 158.32ドル
  12. 12月20日 164ドル

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ほぼ順張り投資をしていますね。

下がっているところで買い付けしているのは3回だけですね。

定期積立の結果

この積立投資の平均取得単価は、149.728ドルです。

年間リターンを計算すると、約9.3%になりますね。

まぁ、インデックス投資の期待リターンは7%ぐらいだから良い結果だと思うよ。

でもさ、28.1%のリターンと比べると大きくアンダーパフォームしていますよね?

もったいない、ええ非常にもったいないことです。

なのでインデックス積立投資は長期間でコツコツ実施することが重要なのです。

複利の効果は見えないところで発揮している

では、1000万円を2年に分けて投資している人の場合で考えてみます。

  1. 2018年にVTIに500万円分定期積立を実施
  2. 2019年にVTIに500万円分定期積立を実施
  3. 2020年からは毎月5万円積立に切り替えた

投資資金1000万円分を去年までで使い切ったので、今年からは給与から積立を実施。

こんな感じの人をベースに考える。(まぁ、ほぼ私の状況ですが)

2018年は投資効果を感じない

1の時期ですが、積立投資初年度なので投資効果をほとんど感じることはないと思いますね。実際に私は全然儲からないなぁと感じていたよ。

しかも、大きな調整のあった年だったので、VTI自体のリターンもマイナスでした。

株価も「138.22 → 127.62」なので、約-7.7%の成績だったはず。

今思えば、この時は積立をする絶好の機会だったね。もっと買っておけば良かったよ。

2019年は投資をして良かったと感じたはず

1で実施したVTI500万円分は、28.1%の恩恵を受ける。

2で実施したVTI500万円分は、積立をしながらでも9.3%のリターンを得る。

長期に渡り、積立をし続けることの重要性をここで理解するだろう。

右肩上がりに推移するであろうインデックス投資なら全てこれに当てはまると思う。

今回は米国市場での話ですが、先進国株式でも全世界株式でも有効です。

余裕資金があれば、少額積立投資を試してみてはどうでしょうか?

2020年からは少額投資に切り替え

まだ1月の段階で2020年のことを語るのは早すぎると思うが、今までと変わらず毎月20日ごろに積立投資をするだけですね。

今年は、1と2で実施した1000万円分がそのままVTIの年間リターンに乗る年です。

結果がどうなるか楽しみにしておきます。

そして今年以降は少額積立以外の投資資金に対して複利が利いてくるようになります。

計算しないと実感がないと思いますが、効果は確実に発揮してるので基本放置でOK。

本題であるVTIとの勝負について

ここまで見てきたら分かると思いますが、積立しながらという条件がある以上負けるに決まっているよ。個別株が頑張ってくれたかどうかが勝負のラインになるね。

2019年のVTIだけの場合
  • 1月25日 136.23ドル
  • 2月22日 143.2ドル
  • 3月25日 142.58ドル
  • 8月20日 148.7968ドル
  • 9月20日 153ドル
  • 10月23日 15.97ドル
  • 11月20日 158ドル
  • 12月30日 164.3ドル

※4~7月は個別株を積立しているのでVTIの積立はしておりません。

平均取得単価は、147.313ドルになります。

2018年までの積立額が30,399.27ドル

2019年の積立額が12,521.64ドル

これらを合算して2019年のリターンを求めてみます。

2018年分の投資に対しては28.1%、2019年分の投資に対しては11.1%のリターンを得ているとして計算を実施。

2018年 → 16.1%、2019年 → 4.7%となり、合算して20.8%が全体リターンとなる。

あれ?思ったより良い成績していたわ。

計算するまでは、10%超えているのか不安で一杯だったよ。

投資ポートフォリオ全体のリターン

www.hodo-work.com

数字はここで確認できるね。

ただ、ビザは2019年4月から投資を開始したので今回は除外する。

  • VTI -9.31% → 14.75%(+24.06%)
  • VYM -8.79% → 9.6%(+18.39%)
  • MKC 23.2% → 33.28%(+10.08%)
  • MO -17.96% → -17.09%(+0.87%)

投資額に対するリターンを算出すると以下の通りとなる。

  • VTI +11.4%
  • VYM +1.8%
  • MKC +1.8%
  • MO +0.07%

合算した15.07%が2019年のリターンとなるはずです。

1年間のリターンとして見れば十分な数値だと思いますが、余計なことをした結果、リターンが阻害さている感はぬぐえませんね。

もちろんこれは配当を無視したリターンなので、実質リターンとは異なります。

アルトリア・グループは手取りで4%の配当を出している(私の場合)ので、もう少しマシな数字になります。

実際に計算をしてみると、また違った考えが出てきますね。

まとめ

キャピタルゲインのみのチャート勝負では、米国株式市場平均たるVTIに対して、私のポートフォリオは惨敗した結果となったわけです。

Myポートフォリオ(15.07%) VS VTI(28.1%)

勝負を挑むことすら失礼じゃね?そんなレベルの差が分かる結果となりました。

例え、VTIだけに投資をしていたとしても、

My積立VTI(20.8%) VS VTI(28.1%)となり、これに近い数値での決着となったと思われます。

今回で得た教訓はインデックス投資で十分だってことだね。

2019年のリターンを振り返ってみて、個別株投資のセンスがないことが分かりました。

現在投資している分に関しては保有を継続しますが、追加投資は一切考えないことにします。下手の考え休むに似たりだわ。

おまけ

2010年~2019年までの年間リターンをグラフにしてみたよ。

データソースはMorningstarです。

週足での数値取得なので、実際のリターンと比べると少し上下すると思います。

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2018年は稀に見る大きなマイナス年だったようです。

しかし2018年組はマイナスから始まっていますが、2019年には大きく伸ばして来ていますので結果オーライでしょう。

出来るだけ早く始めることが肝要であり、資産運用として株式投資を選択しようか迷われているなら、是非インデックス投資をおすすめしておきます。