ビザは2019年4月に投資をはじめました
私の保有銘柄の中では最後に採用した銘柄になります。
2018年の終わりぐらいから始まった大きな調整後、落ち着きを取り戻しつつあった時期だったので、持ち株のETF(VGTとVHT)を売却し、新規追加した結果ですね。
ビザに関しては調べるのがすごく楽でしたね。
と言うのも、有名企業だけあって銘柄分析をしているブログや取り上げるサイトが多くありましたので、苦労なく数字を評価することが出来ていたような気がします。
こちらもの前回のマコーミックと同様に私の投資基準で書いております。
ゆるい分析ですのでご容赦下さいませ。
地域別の売上構成比を見る
U.S(米国)
International(その他海外)
2019年の報告書を見ると、米国44.7%、米国外(その他海外)55.3%の売上構成比になっているようです。グローバルな決済システムを保有し、200以上の国や地域で電子決済サービスを提供しており、HPでもグローバルな決済テクノロジー企業であることを謳っている企業ですね。
セグメント別売上構成比を見る
Service revenues(サービス)
ビザの提供している決済ネットワーク利用時に顧客の決済をサポートするビジネス
Data processing revenues(データ処理)
決済ネットワークが使われると発生する手数料。私たちがVisaのクレジットカードで決済する度に発生している手数料のようです。(実際はカードを発行している会社がビザに支払っている利用料ですね)
International transaction revenues(国際取引)
クレジットカードの保有者が海外で使用した時に発生する手数料。国境を越えた送金処理の手数料や為替手数料などが含まれます。
Other revenues(その他)
ビザの事業は3本柱で成り立っているのが、よく分かります。
書いていて思いましたが、本当に手数料だらけですね。
使われれば使われる程、ビザの懐が潤うシステムだな。
まずは業績を確認しよう
下記の数字関連のデータソースは全てMorningstarです。
業績は右肩上がりで、好調そのものが見て取れる。
粗利益率も営業利益率も、すごく高い水準を保っています。これを見て分かることは、営業で発生するコストが極めて小さいってことですね。各種手数料を徴収するのに発生するコストが小さいので高収益を実現できるビジネスモデルとなっている。
私はそう解釈をしています。
次にキャッシュフローはどうだ?
営業CFもフリーCFも潤沢ですね。右肩上がりになっていると言って良いでしょう。
営業CFマージンが少し歪な形をしているように見えますが、数値を見ればやばいことが分かります。最低が20%付近で、直近だと60%ぐらいになっている訳だから毎年高収益を実現していることになりますね。
1つ前に挙げたマコーミックが可愛く見えます。
営業CFマージンは20%以上あれば十分高収益企業だと考えているので、比較対象が悪いと思っておきます。私のファーストチョイス個別株はマコーミックなんですよ。
配当を確認する
直近だと、配当性向・増配率が20%程度で推移をしています。まだまだ増配余地が大きく残っているので、今後50年ぐらいは増配記録を伸ばして欲しいところですね。
ちなみに現在は、連続増配年数が10年のようです。
しかしデータを確認してみて、増配率の平均が26%ってやばいですね。
給与や賞与で毎年26%ぐらい年収が増加している人がどれだけいるのでしょうね?
単純計算しても4年で2倍になる計算ですね。ビザが上場して(2008年)早々に投資をした人はウハウハだと思います。
ちょうどサブプライムローン問題からリーマンショックぐらいの時期ですね。
いつまで高増配率が続くのか、保有しながら見ていくことにしましょう。
保有して実際のところ
こちらもマコーミック同様、保有していて日々の株価の変動を気にしたことがありませんので、気楽に投資ができている状況ですね。
ただマコーミックと違って安心できる点もある。
生活費がだいたいクレジット払い
財布に現金を3万円ぐらい入れていますが、クレジット払いが出来ない飲食店やスーパーで使うぐらいで、あとの生活費に関する支払いは全てクレジット払いです。
1万円を切ったぐらいで銀行に行って3万円を引き出す、というのを繰り返している感じですが、2~3ヶ月に1回の頻度なので、支払いはクレジット払い中心で回っています。
そう考えると、いつも使っているツールに投資をしている訳ですから、むしろ投資をすることが当たり前ぐらいの感覚になります。
身近にあるものに投資をする、というのは正しいと思います。
まとめ
相も変わらず、バランスシートの確認はしない雰囲気投資家です。
これも勉強すれば良いのでしょうが、そこまでカチカチに精査できるようになる必要ってないかなぁと感じているところです。
だってさ、自分でカチカチに精査した上で考えた最強ポートフォリオがS&P500に負けることが充分にある訳でしょ?
頭を使って無駄に熟考した結果がこれだったら目も当てられない状況ですよ。
なので、ほとんどの個人投資家は雰囲気投資で十分だと思っています。
例えを出すといつもGEになりますが、GEホルダーに対して思うところはありませんのでご容赦下さいませ。
これは私が最重要視しているキャッシュフローですが、2012年か2013年で投資を辞めると思います。いかに長期投資とは言え、営業CFとフリーCFが3年連続で下がっているので撤退するでしょうね。
こちらもMorningstarの10年チャートで週足での表示です。
分かり難いかもしれませんが、2016年の年末ぐらいを境にナイアガラ状態です。
2016年の決算報告をリアルタイムで確認した訳ではありませんが、ホルダーからすると阿鼻叫喚状態だっと推測できる過去データですね。
雰囲気投資をしていても、ある程度は危機管理が出来ると思いますので現在のまま保有し続けたいと思います。
まぁ、失敗したらブログのネタに出来るので、どっちに転んでもプラスだって考えることにするから問題ない。
どちらにせよ、今できることはビサの比重を現在の17% → 10%に引き下げる為に、ひたすらVTIを積み立てるだけだね。
当分ビザを追加投資することはないと思うわ。