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40歳の退職予定者が、週3ぐらいの労働でセミリタイアを試みる。労働時間の拘束が少ない生活を目指すブログです。

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マコーミックに雰囲気投資をしているので評価する

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マコーミックへの投資を自分なりにまとめてみるよ

私は現在、ETFと個別銘柄を保有しポートフォリオを構築している。

今回はそのうちの1銘柄であるマコーミック(MKC)に焦点を当てて考えていく。

なお、私の投資基準でやっていますので、客観的な視点など関係なくゆるい感じで書いております。ご容赦下さいませ。

さて、ETF中心投資をしている私が個別銘柄にもかかわらずマコーミックをを選択した理由を書き綴っていくことにする。

地域別売上構成比はこんな感じ

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AMERICAS(アメリカ大陸全域)
EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ大陸)
APZ(東アジア、オーストラリア大陸)

マコーミックのHPから確認すると、こんな感じの地域に分かれていて、27か国で事業を展開していることが分かります。

まさにグローバルに事業展開をしている企業です。

日本ではユウキ食品(株)から販売をしていますが、メジャーではありません。

近所のスーパーで確認しても数種類しか確認出来ませんでしたよ。

あれば買うのにね。日本だとハウスとエスビーをよく見かけます。

考えてみれば、スパイスは人口に比例して消費量が増えるんだから、日本のように人口が減ることが確定している国に固執する必要はないよね。

むしろ新興国での業務拡大に期待をしたいです。

セグメント別の売上構成比はこんな感じ

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Consumer(消費者向け)

私たちのような一般消費者向けに販売している割合です。小売店やドラッグストアなどに卸して、消費者向けに販売しているわけですね。

Business(事業者向け)

こちらは事業所(法人)向けで、レストランやスナック菓子メーカーなどに販売している割合です。メーカー大手を相手に大口取引があるようですね。

これは強みだと思いますね。レストランや加工食品メーカーから見ると調味料は絶対に変えたくないはずです。一定の味付けを守らないといけないだろうし、調味料の変更をほぼ考えないでしょう。

味付けが定期的に変わるレストランとか行きたいですか?リピート客になりますか?

吉野家やマクドナルドとかも、味付けが変わったら客足が遠のくでしょうね。

それに使い慣れた調味料をあまり変えることがないでしょうから、ビジネス面から見ると不況耐性が強いと思われます。

業績を見よう

下記の数字関連のデータソースは全てMorningstarです。

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売上高が右肩上がりで推移していますね。これだけで見ていて気持ちがいいです。

純利益は横ばいが続いているようですが、粗利益率は40%前後で安定しています。

また、営業利益率は15%ぐらいで推移しており、こちらも粗利益率同様に毎年安定した水準を保っています。毎年堅実に売上を重ね、品質向上・コスト削減などの企業努力をしていることが分かるキレイな数字をしていますね。

個人的に、ここは売上高くらいしか見ていません。

右肩上がりになっていたらOKぐらいの認識でいます。勉強しないと、ですね。

キャッシュフローに見惚れる

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キャッシュフローもキレイですね。毎年、安定した営業CFとフリーCFを確保していて、投資CFの割合が低いところが私好みで良いです。

ちなみに、「フリーCF=営業CF - 投資CF」なので、営業CFとフリーCFの差が無いほど設備投資に費やしたマイナスがないことになります。

投資CF自体は業務拡大の為に必要な投資なので良いことなのですが、毎年投資CFを費やさない企業は事業継続・拡大の為に大きな投資をしなくて良いのでキャッシュフローの安定性が違います。

営業CFマージンは10%を割った2011年を境に改善しており、収益性のある成長を遂げていることが分かります。この調子で15%以上で安定して欲しいですね。

個人的には、このキャッシュフローを最重要視しています。

これが気に入らなかったら絶対に投資候補に入れないでしょう。

例えば、通信とかエネルギー関連の企業は投資CFの割合が高いので、それだけで長期保有に不安になるので除外しています。

みんな大好き配当だよ

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EPS(1株あたりの利益)
DPS(1株あたりの配当)
配当性向(純利益に対する配当金の割合)
増配率(配当金の前年比増加率)

こちらも右肩上がりになっているのが分かります。

配当性向が2018年にガクンと下がって30%になっているのは、米国法人減税関連で一時的に純利益が増加した為だと思います。

最近は配当性向が40~50%程度あるので、純利益の半分程度を配当として株主還元をしている、ということでしょうね。

なので、まだまだ増配する余地を大きく残していると言えるので、今後も楽しみです。

増配率は平均すると9%ほどあるようです。毎年これだけ増配しているのは素直に嬉しいですし、今後も保有する気になりますね。

連続増配年数はHPを見ると33年のようですね。立派に配当貴族をしています。

保有して実際のところ

それで、実際に保有していてどうなの?って思う人がいるのか分かりませんが、個人的に思うところを挙げてみる。

日々の株価変動は気にならない
4半期決算の時だけは報告書を確認する

私の分析レベルでは見なくても関係ないと思いますが、発表日付付近の値動きを確認するぐらいですね。市場が反応しないと良い結果か悪い結果なのか判断できません。

数字だけで判断できる人はめちゃリスペクト対象です。

ポートフォリオ内でバランスが取れていると感じる

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私がよく使っている株価アプリ(Seeking Alpha)の画面コピーですが、「ビザとVTIが下がってもマコーミックは上がる」このような結果を割と多く見ます。

なんだかんだで、メイン投資をしている3つがバランスを取って変動をしているので、上がろうが下がろうが基本放置です。日々の確認も1分ぐらいしかしませんね。

もちろん、全銘柄がマイナス状態の時もありますよ。その時はアプリをそっと閉じます。

たぶん不況耐性が強いと思う

2018年終わりぐらいにあった中国との貿易戦争絡みで大きな調整があった時のことです。

www.hodo-work.com

2019年の年初時点で、保有銘柄の中でマコーミックだけ輝いていました。

その後、4半期決算の数字が弱いことが理由で一時下落しましたので、結局保有銘柄がそろって下落状態になりましたが。

結果論ですが、それが無ければ調整時であろうとも安定した動きをしていたと思います。

次回の大きな調整時にどのような動きをするのか気になるかな。その時でもマイペースな値動きをしていたら文句なく長期投資で報われる銘柄に認定します。

今のところはストレスなく保有し続けることができそうだと感じていますね。

まとめ

私が個別株投資をする際に参考にするデータと保有している所感を挙げていきました。

これ以上の分析はしないです。(できないと言い換えてもいい)

基本、雰囲気投資家なので、それなりにしか調べませんね。

あとは、投資を検討している企業に「どれだけ依存性を持っているのか」が投資する際の決め手となります。

マコーミックの調味料が、どれだけ必要とされているのか?ということですね。

セグメント別の売上構成を見ても、一般・法人に関わらず販売をして、売上に繋げていることから多くの顧客に必要とされていることが分かります。

さらに、スパイス業界ではトップシェアを誇っていること。

また、世界人口がいずれ100憶人を突破することを考えれば、当然調味料の消費量も増えるはずなので、それらを期待しての投資となります。

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ただ単に、ロゴがカッコいいと思っているので、それも選択した要因の1つですね。

中身も重要だけど、見た目もね。自分の好きな銘柄に趣味的に投資するのはアリですよ。

今後の目標は、現在のポートフォリオ比重を17%→10%に引き下げたいです。